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イギリスのロックバンド「レディオヘッド」のヴォーカル、ギタリストとして偉大なバンドを仕切る男Thom Yorke(トム・ヨーク)。現在ソロ活動にも勢力を出して活動している。最近ではイギリスのメイ首相へ向けての批判的な意見がツイッターなどを通し話題となっている。名声の高いトム・ヨークだが、一体どんな人物なのであろうか。

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1:本名Thomas Edward Yorke(トーマス・エドワード・ヨーク)

トム・ヨークの本名はトーマス・エドワード・ヨーク。1968年、イギリス中部の内陸部ノーサンプトンシャー生まれ。生後すぐスコットランドに転居した。引っ越し続きの家庭で育ったが、彼が10歳ごろからオックスフォードに定住している。

2:左目に障害を持って生まれる

トム・ヨークの逸話で有名な話は、彼が生まれつき左目が麻痺状態だったことである。何度も手術を受けたそうだが現在でもその後遺症は残っている。ちなみにデビッド・ボウイも片目に障害があったそう。音楽家などのアーティストで障害を持って生まれた人物は他にも多く存在している。何かが欠けて生まれたおかげで、別の才能を特別に発揮する傾向があるらしい。また、宿命に逆らいながら生きて行くことが必然的に要されるため、大変な努力が必要である。

3:オルタナティブロックバンドの代表格「レディオヘッド」結成

「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」でも過去選ばれたことがあるイギリスのロックバンド「レディオヘッド」。トム・ヨークがヴォーカルとギタリストを務めている。1990年代に全盛期を迎えた彼らだが、ポストパンク、オルタナティブロックをベースにジャズや電子音楽、ポストロックの要素を用いたバンドだ。

「レディオヘッド」の結成は元をさかのぼると、トム・ヨークがまだ中高生だった頃になる。トムが入学した完全男子寮生の中学、高校でメンバーは既に出会い「オン・ア・フライデー」という前身のバンドを組んでいる。トムが大学を卒業した後、地元のオックスフォードに戻りバンド名を「レディオヘッド」と改名し再結成されたことが起源である。

4:高い声はトムのコンプレックス

トム・ヨークは「ファルセット」と呼ばれる歌唱の際、特に高い声で歌うという、裏声の技術が優れていることで知られている。彼の歌声の魅力は雑誌ローリング・ストーンでシンガーとしてもランキングに入った経験があるほど。「レディオヘッド」の透き通ったような綺麗な歌声の主であるトム・ヨークだが、実は自分の高い声をコンプレックスに感じているという話もある。トム・ヨークのアーティストとしてのカリスマ性は、自身の落ち度があると感じる点を上手く利用することを得意とすることから始まっているのかもしれない。

5:ギターとピアノ

多くの楽器演奏を得意としているトム・ヨーク。エレクトリック、アコースティックに関わらずのギター演奏と、ピアノやシンセサイザーなどの鍵盤楽器を演奏する。2014年は東京のファッションイベントでDJを披露したこともある。

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6:ソロ活動

2006年からトム・ヨークはソロ活動も行っている。エレクトリックに若干焦点を変えた初のソロアルバム「The Eraser」。トム・ヨークはこのアルバムが出た後辺りから要約自分の声に自身が持てるようになったとか。また、「ベルベット・ゴールドマイン」や「ファイトクラブ」など映画のサウンドトラックも手がけており、最近ではホラー映画の「サスペリア」のサントラも手がけている。

7:壮大なるコラボレーション

トム・ヨークのソロ活動で特に注目すべき点は、その壮大なるメンバーとのコラボレーション。特にアイスランドの歌姫「ビョーク」は有名である。商業主義のコマーシャリズムに強く反対するトムは、イギリスのロックミュージシャンの大先輩、ポール・マッカートニーが持ちかけたコラボレーションを断ったとしてニュースにもなった。

8:マルタン・マルジェラ愛用者

貴公子のような美しいルックスが人気のトム・ヨークだが、愛用ファッションブランドは「マルタン・マルジェラ」とファッションにもこだわりがある様子。特に1990年代ブームになった同世代として近い共有制があるのかもしれない。

https://www.google.com/search?q=thom+yorke+martin+margiela&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjL0_vr29HhAhUREqYKHc9ID6MQ_AUIDigB&biw=1437&bih=802#imgrc=–nJHM3eBjP4GM:

9:トム・ヨークの強い社会運動

グローバル化が進み、世界全体が商業主義に精を出す社会に、特に強く反対意識を掲げているトム・ヨーク。彼自身ベジタリアンだったり、車は使わず自転車移動をするように心がけていたりするそうだ。最近ではイギリス、メイ首相の独裁的なやり方に批判した声明文が、彼自身のツイッターで公表された。

Nobody voted for you to threaten chaos upon this land in myriad form in order to intimidate citizens and parliament.

この国の市民や議会、無数にある混沌とした無秩序な状態を脅かすことを目的に、お前に投票したやつなんていないんだよ。

Thom Yorke(トム・ヨーク)(自身のツイッターでイギリスのメイ首相に対して投げた言葉)

10:うつ病と闘う

名声のあるトム・ヨークだが、一時期はうつ病に悩まされたこともあると言う。アーティストだからや、奇抜でないといけないからなど世間の意見とは関係なく、病気について真剣に向き合っている姿勢をマスコミに何度も証言している。

https://www.google.com/search?q=thom+yorke&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjSxYnY2ebhAhWM26QKHeAPCMoQ_AUIDigB&biw=1437&bih=758#imgrc=ogbOF4SXrXtE_M:

周りに何と言われようが、自分の意志を貫き通すトム・ヨーク。一見ムッとした態度で他とトラブルも作りやすい彼だが、現代社会の問題点と真剣に見つめ合う勇気が彼の最大の魅力であると言えるだろう。トム・ヨークの芯の強さは、特にこれからの若い世代へ重要なメッセージを届けるだろう。今後の彼の活動にもまだまだ目が離せない。