http://www.highflyers.nu/ocu/amiaya/

ここ数年インスタグラムのインフルエンサーとして、世界中のファッション・ウェークに登場する双子AmiAya。

小柄でピンクのボブが特徴的な二人は、原宿のカワイイ・ファッションで世界でも多く取り上げられている。本名は、鈴木亜耶(姉)&亜美(妹)、静岡県出身の現在30歳。日本では、原宿のストリートスナップで注目されるモデル、そして二人でホップのアーティストとしても活躍しているようだ。

その上、ジュエティ(Jouetie)というファッション・レーベルも立ち上げ、クリエイティブディレクターを務めている、SUPER WOMENなのだ。

https://www.cosmopolitan.com/jp/entertainment/entertainment-news/a24089135/amiaya-cover-girl-november/

原宿のファッション・アイコンから世界へ

AmiAyaは小学6年生の頃から、地元静岡の芸能スクールでレッスンを受けるなど、芸能界で長い下積み時代があったという。高校入学の春に、あるオーディションのため東京に行った際、たまたま竹下通りでスカウトされ、その後雑誌minaの読者モデルとなり、渋原系の雑誌PopSisterで本格的にモデルとして活動。二人が20歳の頃に、モデル活動をしながら、自身のファッション・ブランドの立ち上げ話が出たという。

彼女たちのブランド、ジュエティは原宿のカルチャーを取り入れたポップで可愛いデザインばかり。洋服だけでなく、原宿のポップカルチャーを歌にして双子でデュエットし、音楽活動もしているのだ。そんな多忙の毎日を積み重ね、2016年に世界のファッション・ウェークに登場するようになったという。

https://www.teenvogue.com/story/fendi-me-and-my-peekaboo-ami-aya

世界に日本の原宿ポップカルチャーを発信するインフルエンサーに

世界のファッション・ウェークでスナップショットを撮られるために、彼女たちの面白いアイデアを紹介したい。

・双子を活かして二人全く同じピンクのボブ・ヘアへ

・身長が低いため、ファー・コートやボリュームがある衣装を選ぶ

・原宿ポップカルチャーを取り入れた、誰よりもカラフルで可愛いスタイル

彼女たちは、それまで双子でも別々な髪型や服装で個性を出していたが、海外のファッション・ウェークでは、とにかく双子をアピールするため、全く同じヘア・スタイルでインスタ映えを狙ったという。

その戦略が見事ヒットして、海外でもフェンディ、H&M/MOSCHINOなどの有名ブランドにフィーチャーされた。その後グッチのファッション・ウェークでは、最前席に座るなど、世界のファッション界で影響の大きさを見せつけた。今ではファッション・ウェークだけでなく、多くのイベントにも招待されるなど、世界のメディアでも注目される双子なのだ。

https://www.vogue.com/article/most-stylish-twins-on-instagram

インスタグラムで双子ファッション・アイコンが注目を浴びる

ここ数年インスタグラムでは、AmiAya以外にも”双子インフルエンサー”が増えている。アメリカのMolly & Reese Blutstein、フランスのSabrina & Sarah Guessab、韓国のSe Rim & Se Yeon Lee。ファッションのスナップショットを撮るには、双子だと他の色やスタイルも着れてより目立ち、宣伝効果も増すと言う。中でもAmiAyaは、頭からつま先まで上手にカラーを使いこなし、ストリートに同じコスプレで二人歩いていると良い意味で、すごく目立つのだ。

それこそが、ファッション・ウェークにストリート・ショットを撮ってもらうための鍵なのだ。AmiAyaは、海外では「小柄でポップな衣装がお人形みたいでカワイイし、写真映えがすごい」と評価が高い。一方彼女達のインタビューを見ると、「30歳とは思えない程、高い声で話し方も幼すぎる」という声も。セクシーさ、かっこ良さ、自立した個性のある女性が好まれる傾向があるアメリカでは、「AmiAyaは、ユニークでインスタ映えはするが、女性ファンが増えるかというと微妙だ」という厳しい意見もある。ただ彼女達が、ファッション業界に新しい”双子のインフルエンサー”として日本の原宿カルチャーを世界に発信している姿は、堂々としていて素晴らしい。

”原宿のファッション・アイコン”であるAmiAyaの今後の活躍に目が離せない。

https://www.vogue.co.jp/