https://twitter.com/Sato_satodai/status/1101839823445274624

自身のラジオ番組内や、シンガーソングライターであるmiwaのライブ等で度々ラップを披露するオードリー・若林正恭は以前から日本語ラップファンを公言している。
ステージネームはMC.waka。この度オードリーのオールナイトニッポン10周年を記念して行われたツアーの最終公演が今年3月2日に日本武道館で開催され、その模様が映像化された。ライブではラジオ内の名物企画や新作漫才を披露しファンを熱狂させた。

そしてラジオにゲスト出演したこともある梅沢富美男が「夢芝居-New Version」のためにサプライズ出演。そこでMC.wakaが再登場を果たし、見事なステージを披露している姿がYouTube上で公開された。

MC.wakaのすごさとは

2019年5月12日放送のテレビ東京系番組『ゴッドタン』にて「芸人ラジオサミット」という回が放送された。
現在毎週火曜深夜3:00〜ニッポン放送にて「Creepy Nutsのオールナイトニッポン0」でパーソナリティーを務めるDJ松永は同テレビ番組内でオードリー若林のラップをこう評している。

「オードリーの若林さんのラップは歌詞で笑いを取るんですよ。すごいヒップホップ的なんですよ。」

http://www.allnightnippon.com/kw/2016-12-17/01:00:00/

梅沢富美男はオードリーのラジオにゲスト出演した際、番組共演者としてやりやすい相手にオードリーの2人を挙げていた。
若林と春日も梅沢富美男から人生の教訓を学ぼうと、女性関係や仕事に対する姿勢などありとあらゆることを質問する番組内容であった。
お互いのリスペクトが感じられる素敵な回であったと記憶している。

一方で「夢芝居-New Version」を見ればわかると思うが、若林は梅沢富美男の父親の一面や裏の顔をひたすら暴き、「コケ」にしている。
一見すると芸人がラップをツールとして大御所をいじっているだけの絵面で、ラジオ越しに見た敬意はどこにいったのかと思う。

しかし、これこそDJ松永が言う若林のラップが「ヒップホップ的」という点である。
芸人がラップというパフォーマンスを通して、面と向かって相手のことを褒めないで笑いをとる姿こそ、ヒップホップ的な最大の賛辞なのだ。

梅沢としても持ち歌を邪魔された挙句、コケにされることを承知で表に出て行く訳である。これはお互いの関係性があって初めて成り立つことであり、梅沢のような大御所の芸能人が「受け」をとるという姿勢と、若林の「いじり」をラップという表現を通して笑いに昇華する力量をステージ上で(もちろん生で)披露する最高のエンターテインメントとなっている。

「お笑い」と「ヒップホップ」

リトルトゥース(オードリーのオールナイトニッポンファンの名称)であるCreepy Nutsの2人も日本武道館でのライブに駆けつけており、本人たちのラジオにて感想を述べていた。
そしてオードリーに対しての想いをDJ松永はこう綴っている。

「俺はずっとリスナーで、鬱屈した日常をオードリーのラジオに助けてもらって生きてきて、家の中でずっと一人で聞いていた俺が、その10周年のテーマソングを作ったことに、まだ実感が湧かないくらい。本当に実感が湧いた時に俺は泣くんだろうけど。本当に嬉しいんですよ。」

「よふかしのうた」はオードリーのオールナイトニッポン10周年ツアーのテーマ曲としてCreepy Nutsが書き下ろしたものだ。
このMVにはラジオリスナーにしかわからない小ネタがたくさん詰め込まれており、リトルトゥースである2人ならではの出来に仕上がっている。

「お笑い」と「ヒップホップ」という別々の土俵で戦う2組が、ラジオというフィールド上で交差し、ジャンルの垣根を越えてお互いをリスペクトし合いながら活躍していく様に今後ますます目が離せない。

 

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