「学生時代にタイムスリップしたら何を聴く?」AAAMYYYが選んだ、いにしえと今を繋げる7曲。1 min read

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国内外で活躍するアーティストやクリエイターに、テーマに沿ったプレイリストを作成して頂く新連載企画。
第1回目は、Tempalayメンバーでもあり、KANDYTOWNやTENDREなど様々なバンドのサポート、そして今年、自身の1stアルバム『BODY』をリリースしたAAAMYYYが登場。
今回のテーマは「学生時代にタイムスリップしたら聴きたいもの」。”音楽"という1つの軸に囚われなかったからこそ産み出される、彼女の潤沢な世界観。そんな彼女が”オトナ"になった今選ぶ楽曲達を、ミレニアム世代のあなたも、学生を謳歌しているあなたも、是非覗いて見て欲しい。あなたに影響を与える曲がこの中にあるかもしれない。

1.The Less I Know The Better/Tame Impala

私が大学生の時に聴いて、衝撃を受けたものがTame Impalaなんです。このThe Less I Know The Betterは最近の曲なんですけど、名盤だと私は思っていて、学生の時に聴けていてよかったなと思います。

-大学生というと、カナダにいらっしゃった時ですよね?日本にいる時とカナダでの生活、聴く音楽などは変りましたか?

カナダへ行く前は日本のメロコアやロックを聴いてました。バンドやってる友達がそういう音楽が好きだったので、ライブハウスに遊びに行くとそういうバンドが多かったんです。音楽の知識が当時はそこしかなかったんですけど、カナダに行ってTame Impalaをローラーブレード一緒にやってた友達から教えてもらって、そこから音楽にのめり込んで行きました。

-今も昔も聴き続けているアーティストなんですね。

そうですね。Tame Impalaが今のスタイルを確立するきっかけだったので。

2.ナイトクルージング/フィッシュマンズ

この曲は、学生時代にもし知っていたら違う自分になっていたかも…シリーズの一曲です。ナイトクルージングは、みんなから聴いてって言われてたんですけど、聴く機会がずっと無かったんです。ある時、TempalayのPAの岡さんから「これだけは絶対聴いて」って言われて、やっと聴きました(笑)。学生時代の私は、この曲みたいなゆったりしたエモーショルなバンドをあまり知らなかったので、当時聴いたらめちゃくちゃ新鮮に感じるのかなと。
Tame Impalaにはまって音楽に興味を持ち始めたんですけど、特にその頃に聴いていたらもっと違った音楽性になっていたと思います。

3.くすりをたくさん/大貫妙子

学生時代もしも知っていたら違う自分になっていたシリーズ2曲目です(笑)。これもPAの岡さんが送ってくれたプレイリストに入っていたのと、DAOKOちゃんが最近ストーリーで「めっちゃいい!」ってあげてて知りました。
いにしえの、まだ生まれる前の音楽の、そういうリバイバルがすごく面白い。DAOKOちゃんもまだ大学生くらいの世代だと思うので、そういう子がこういう、いにしえの音楽を聴いているのも面白いなと思いましたね。

-先程から名前が挙がる岡さんから、定期的に曲を教えてもらうのですか?

そうなんです。岡さんのチョイスがすごい変なんです(笑)。エスニック感が強くて、アラビア音楽とかインドの音楽とか凄い知ってるんですよ。よくTempalayのライブでも、どこの国かわからない歌謡曲でチューニングするんです。チョイスが面白いので、「最近のおすすめプレイリストお願いします」って送ってもらってますね。

-因みに、学生時代もしも知っていたら違う自分になっていたシリーズを今聴いた時、どういう心境になりましたか?

皆さん年上の人達ですけど、この曲を作った当時はそこまで自分と年齢が変わらないじゃないですか。なんかそれって、私が学生時代に聴いていた人たちと年代が一緒だと思ったら、また違うパラドックスじゃないですけど、違う音楽の軸で生きている人たちがいたのだなと思えましたね。パラレルワールドみたいな、ちょっと違う次元の世界を連想出来ました。

4.Suger Water/CIBO MATTO

私この曲最近知ったんですよ。というのも白金にLIKEっていう、外タレとか来日してるアーティストとかがアンオフィシャルでライブをする多国籍料理屋があるんですけど、そこに連れて行ってくれた知り合いが「前ここでCIBO MATTOの羽鳥美保さんがライブしたんだよ」って教えてくれて、Cibo Mattoを知ったんですけど。CIBO MATTOは海外で人気の高いバンドで、今でいうスーパーオーガニズムのような感じ。逆輸入というか。
そういうタイミングで彼女達を知っていい曲だなと思ってたら、先日SEN MORIMOTOさんのツアーに帯同したんですけど、彼がこの曲を一緒にコラボしましょうと言ってくれたんです。彼はこの曲を学生時代から凄く好きだったらしくて。SEN MORIMOTOさんが学生時代に聞いていたなら、めちゃくちゃ影響力がこの曲にあるんだなと。そこでこのプレイリストに入れました。

5.Hidden Place/Björk

この曲に限らず、Björkの曲は好きなんですけど。Björkを知ったのが大学卒業して3年後くらいで、そこからちゃんと聴き出したんです。彼女は小さい時から音楽を初めて、今も活躍されてる。
そういう面でこの曲も、いにしえの凄い曲という認識が私の中であるんですけど。こないだ『BODY』というアルバムを私が作っていた時に、「Björk感がある」とエンジニアさんやマネージャーさんが感じたらしく、「これ聴いたほうがいいよ」と『Hidden Place』をおすすめされたんです。そこから聴き始めて、好きになりました。楽曲も近しいものを感じたので、学生の時に聴いてたらまた違った大人になっていたかなと思いますね。

-“いにしえの曲”という表現が面白いですね。

私は91年生まれなんですけど、それ以前にアルバムを出しているミュージシャンの方をいにしえって呼んじゃいます(笑)。でも、今でも活躍されているので、いにしえっていうのはレジェンダリー的な、伝説の意味を込めて言っていますね(笑)。いにしえ(レジェンダリー)ですね。今回上げている曲も共通してレジェンダリー感ありますよね。

6.Love Letter To Japan・the bird and the bee

この曲は、元BEAT CRUSADERSの久保田さんから、私が『BODY』を出す前のカセットアルバムを作っている時に、「すごいこの曲に近いものを感じるよ」って送ってきてくれた曲です。私はそれまで、聴いたこと無かったんですけど、4曲目のCIBO MATTOの様にシンパシーを感じました。
「AAAMYYYこれっぽい」って周りから言われて、いにしえの曲を知ることも多いですね。

-逆にずっと聴いてきたものをAAAMYYYさんなりに昇華したものは?

カーペンターズ、ビートルズ、松任谷由実さん美空ひばりさんですかね。本当はそれを今回のプレイリストに入れようと思ったんですけど、結構出尽くしちゃったんで(笑)。 祖父母の影響で歌謡ショーをよく見ていたので、演歌とか好きでした。カーペンターズとビートルズは父親がずっと好きで、松任谷由実さんは母親が好きでしたね。

7.Make Up・TAWINGS

TAWINGSは、友達のバンドの中で実は1番好きなバンドなんです。この曲『Make Up』という曲で彼女たちと仲良くなって、Conyちゃんが私の『EYES』という楽曲でフィーチャリングもして、すごい仲良くさせてもらってるんですけど、TAWINGSみたいなガールズバンドってあんまりいないじゃないですか。だからこそ、あんなに可愛くてかっこいい楽曲を作っているガールズバンドがいるんだよっていうのを、学生時代の軽音楽部の女の子たちに伝えたいんです。ガレージバンドっぽい感じで、親近感もある。

私も高校生の時に軽音部入ってたんですけど、周り女の子ばっかりだったのに、気づいたら音楽やってるの私しかいないっていう状況が今あって。凄くみんなカッコ良かったのにな、続けたら面白そうだったのになって思ったりもして。
でも確かに、ガールズバンドを学生時代にあんまり見なかったというか。有名どころで言ったらGO!GO!7188とかちょっと前のガールズバンドかな。後は、ねごととかチャットモンチーとか、それでも少なかったから、ガールズバンドは難しいっていう風潮がおそらく高校時代の軽音楽部やってた女の子達にあったんですよ。TAWINGSみたいなかっこいいガールズバンドをもし知っていたら、みんな続けていたのかなと。

-最後に、今のZ世代に聴いて欲しい曲はありますか?

それこそ、いにしえ(レジェンダリー)の人達を聴いて欲しいです。こないだ大阪でライブした時にまだ19、20歳くらいの若いトラックメーカーの子がいて、シャイなんだけど作る曲がトラップミュージックにラップとかを乗せてすごくかっこいいんです。日本のZ世代の様なものを彼から感じて。何聴いてるんだろうなと思ったら、KANDYTOWNやラップ聴いてたんですよ。それもかっこいいなと思いましたし。でも、果たしてその世代の子達が、いにしえの曲を今聴いたらどうなるんだろうと思ったりもして。そういう未来も含めて、若い子達がいにしえの音楽を聴くことに興味がありますね。

プレイリストはこちらからCHECK!

Photographer:Minori Shibata
Interview&Text:Ayaka Yoshimura

AAAMYYY(エイミー)

ソロ活動、Tempalayでコーラス・キーボード、KANDYTOWN、TENDREなど様々なバンドのサポート、ラジオ MC、モデル、アーティストへの楽曲提供、CMへの歌唱提供等、幅広い活動をし業界からのラブコールが止まらないシンガーソングライター2019年1月26日には、1stアルバム「BODY」をリリース。

<リリース情報>

AAAMYYY x MONJOE

Digital Single『DAYZ』
2019.11.13 Release

AAAMYYY

1st Album『BODY』
Now on sale