POSTED ON 2020年1月17日 1 MINUTE READ BY Ayaka Yoshimura
先日ミュージックビデオが公開され、既に数多くの話題を集めるiriニューシングル「24-25」。1/22のリリースを控え、リスナーのボルテージも日を増すごとに高まっている。
自身の葛藤を通してなりたい自分になると宣言を綴った「24-25」。1アーティストとして、彼女の中で大きな変化が生まれたことを証明するニューシングルは、今後の彼女の音楽活動においてもターニングポイントとなるのかもしれない。悩み、歌い、着火剤を蓄えた2019年、そして2020年は彼女の内に秘めた集積が音楽へ昇華され、爆発していく。iriが起こす新しい化学反応の初走を「24-25」であなたも感じてみないか。
-1月22日にニューシングル『24-25』をリリースされますが、今回の楽曲は24歳から25歳の変わり目に、ご自身の成りたい姿や葛藤を描かれた曲であるとお聞きしました。どの様な心境を歌にされたのでしょうか?
25歳になった今年は、音楽も自分の人生も今までを振り返って、今後どんなことをしていこうか考える年でもあったんです。というのもデビューしてから3年くらい、自分の中で色んなことがめまぐるしく、気づかない間に色んなことがどんどん過ぎて行って。じっくり考えたり、立ち止まって悩んだりすることがあまり出来なかったんです。
何故タイトルを『24-25』にしたかというと、この歳の境目がめまぐるしすぎたから。歳取りたく無いなっていう不安も、この1年考えてきた事も、色んな意味合いをこの曲に込めました。
-確かに、曲の出だしも”めまぐるしく”で始まりますよね。24歳の年はどうでしたか?
自分に自信が無くて、色々な事に迷っていましたね。
-“めまぐるしく”変わる環境の影響もあったのでしょうか?
そうですね。ベースに自分の好きな音楽がある中でも、流行の音に囚われちゃって”新しいものを作らなきゃ”、”かっこいいものが求められている”って焦っていたんです。かっこいいってなんなんだろう、良いってなんなんだろうって、24歳は色々と悩んでいました。
1回冷静になって考えたときに、結局自分の好きなものでしか楽しめないし、流行に合わせて曲を作っても良いものだとは思えなかったんです。だったら自分の好きなものを揃えて、かっこいいものを世に出すのが正解なのかなと。そう思えたのが25歳ですね。
-デビューしてからご自身の変化は感じますか?
そうですね。いろんな面で変化があったと思います。でも、好きなものや好きな音楽、自分のベースにあるものは変わってないと思います。
-今後も変わりたくない軸はありますか?
自由に色んなものを作りたいという事ですかね。これから作る楽曲も流行に囚われないで、自分の好きなものをミックスして生み出したいです。自分のベースを大事にしながら、自由に楽しく音楽をやるというのは忘れたくないですね。
-iriさんのベースである、ブラックミュージックやソウルに重きを置かれるポイントや理由はありますか?
多分、小さい頃からそういう音楽が好きだったっていうだけなのかな。そこをベースにやって来たから、今もずっと好きなんですよね。そういった自分の好きなものはデビューしてからも変わらず持ち続けています。
-因みに、iriさんが思うブラックミュージックの魅力は?
私の場合、たまたま聴いてたら、これがブラックミュージックかって感じ。最終的に好んで聴いていたものがそれだったんです。言葉にするのは難しいですね。
私の音楽の聴き方として、ボーカルの声質に敏感になるところがあって。それは結構、ブラックミュージックを聴くに当たって大きかったのかなと思います。もともとゴスペルの歌い方が好きなんです。
-1番好きな声をされているアーティストの方はいらっしゃいますか?
1番好きな人はジェニファー・ハドソンですね。MTVでミュージックビデオ見て好きになりました。
-ここ1、2年でステージに立つ回数も、ご自身がやられるライブの規模感もどんどん大きくなられて、シーンに置けるiriさんの立ち位置もかなり大きくなってきましたよね。見て下さる方が多くなることで、ステージに立つ意識やパフォーマンスの変化はありましたか?
パフォーマンスはここ1、2年で凄く変わったと思います。リスナーの皆さんも凄く増えてきたというのもあるし、iriっていうアーティストに対しての理解度が凄く上がったのもありますし。みなさんが私の音楽を愛してくれているのを感じる場面が増えて、そこが自信に繋がっています。パフォーマンスもそれに伴って変わって行きました。
-具体的に変わった点はありますか?
今まではステージでパフォーマンスをする感覚だったのですが、今はみんなと一緒に楽しむ事に重きを置いていますね。みなさんとの距離が凄く縮まっているのは感じます。
沢山の方がライブに来てくださるのを見ると、みんなが自分の音楽を聴いてくれているんだなと感じます。それがどんどん広がって行ったらいいなと。引き続き良い曲を沢山作りたいですね。
-個性豊かなアーティストの方々ともコラボされていますが、制作おいてiriさんのベースにあるものや好きなものは伝えられていますか?
フィーチャリングで入る場合は、割とプロデュースっぽい感じで、自分が伝えて寄せてもらうことはしていましたね。最近は変化が欲しいタイミングでもあったので、プロデュースされるというか、割と皆さんに任せていた部分もありました。
自分だけだと色んな癖が出たり、面白みがないと感じたりすることがあって、いろんなジャンルの方と作ることでそこも新鮮になれましたね。
-そういった新鮮さを忘れないために、普段意識されていることはありますか?
色んな音楽を聴くことですね。バンドのメンバーからおすすめの曲を教えてもらったり、友達とアーティストをシェアしてみたり。
こんなジャンルの組み合わせってあるのか、こんな音楽もあるのか。じゃあ、自分もこんなジャンルをいれてみようってアイデアが出てきます。
-具体的にどんなアイデアが…?
具体的には、次の作品に取り入れようとしているので…内緒です(笑)。
最近の音楽には無いような組み合わせですね。例えばボサノバとヒップホップとか。
-リリースまでのお楽しみですね。2020年はどのような年にしたいですか?
今、新しい楽曲の制作中なのですが、それを自分の満足行くまで詰めて、良い作品にしたいです。後は、ライブをもっと自分の好きなように工夫して行きたいですね。バンドもメンバーとして組みたいですし。プレイヤーのみんなともフェスとか出来たら楽しいだろうなって。新曲達をステージで披露するのも凄く楽しみです。
-バンドをサポートではなく、メンバーとして組むことで広がる可能性はどの様なものでしょうか?
私の音源がトラックものも多いので、それをどれだけ生音で再現できるかを2020年はチャレンジしてみたいんです。チームとしてバンドでみんなで意見やアイデアを出し合って、ライブアレンジを出来たらもっとステージもかっこよくなるかな。
-2019年を単体で見て、どの様な1年でしたか?
フェスはいくつか出させて頂いて楽しかったです。中国にも行きましたし。今年のことなのに、めちゃくちゃ前に感じますね(笑)。
2019年は、いろいろ考えすぎてあっという間でした。めまぐるしかったです。凄く忙しかったという実感はあまり無いのですが、ずっと色んな事を考えてましたね。あれしたい、これしたいって。
-そこを2020年で出して行く?
そうですね。沢山考えた事を2020年で爆発させたいと思います。
Stylist:Yoko Irie(TRON)
Hair&Make:Megumi Kuji(LUCK HAIR)
Photographer:Kotetsu Nakazato
Interview&Text:Ayaka Yoshimura
【New Single「24-25」】
2020年1月22日リリース(ストリーミング、ダウンロード、CD)
New Single「24-25」 (読み:トゥエンティーフォー・トゥエンティーファイブ)
M.1 24-25
M.2 SUMMER END Abema TV「恋愛ドラマな恋がしたい ~Kiss to survive~」主題歌
M.3 Wonderland (Seiho Remix) ※2019.10.23リリース 7inchアナログ「Wonderland / Wonderlnad(Seiho-Remix)」に収録
完全生産限定盤<CD+Tシャツ> VIZL-1718 \4100+税 (紙ジャケ仕様)
通常盤<CD> VICL-37517 \1100+税 (初回生産分のみ紙ジャケ仕様)
7インチアナログ 「24-25 / SUMMER END」 VIKL-30013 \2000+税
【iri Spring Tour 2020】
4月12日(日) 宮城・仙台 darwin OPEN 17:30 / START 18:00
4月18日(土) 岡山・YEBISU YA PRO OPEN 17:30 / START 18:00
4月19日(日) 静岡・LIVE ROXY OPEN 17:30 / START 18:00
4月26日(日) 愛知・名古屋 DIAMOND HALL OPEN 16:00 / START 17:00
5月16日(土) 北海道・札幌 cube garden OPEN 17:30 / START 18:00
5月21日(木) 大阪・なんばHatch OPEN 18:30 / START 19:15
5月23日(土) 香川・高松DIME OPEN 18:00 / START 18:30
5月24日(日) 愛媛・松山サロンキティ OPEN 16:30 / START 17:00
5月30日(土) 福岡・DRUM LOGOS OPEN 17:00 / START 18:00
5月31日(日) 広島・CLUB QUATTRO OPEN 16:30 / START 17:30
6月7日(日) 東京・新木場STUDIO COAST OPEN 17:00 / START 18:00
チケット:スタンディング 前売り 4,200円(税込・Drink別) /当日 4,700円(税込・Drink別)
2階指定 前売り 4,700円(税込・Drink別) / 当日 5,200円(税込・Drink別)
※ 4/26 名古屋 DAIAMOND HALL 、5/21なんばHatch、6/7 STUDIO COASTのみ
チケット一般発売:2月1日(土)
【LIVE SCHEDULE】
1月18日(土)「chelmico × iri Presents “SAKEBANIGHT 2020”」 @ 大阪・Live House BANANA HALL
1月19日(日)「chelmico × iri Presents “SAKEBANIGHT 2020”」 @ 東京・渋谷WOMB
1月26日(日)「JFL presents “LIVE FOR THE NEXT”」 @福岡・Zepp Fukuoka w/ AI
2月02日(日)「J-WAVE×HORIPRO present LIVE The CARAVAN」@ 東京・Zepp Diver City
w/ 安藤裕子、佐藤千亜妃、never young beach
2月15日(土)「CHOICE31」 @ 大阪・味園ユニバース w/ tofubeats、KID FRESINO
【PROFILE】
神奈川県逗子市在住の女性アーティスト。自宅にあった母のアコースティックギターを独学で学び、アルバイト先の老舗JAZZ BARで弾き語りのライブ活動を始め、2014年、雑誌「NYLON JAPAN」と「Sony Music」が開催したオーディション「JAM」でグランプリを獲得。HIP HOP的なリリックとソウルフルでリヴァービーな歌声で、ジャンルレスな音楽を展開。
2016年10月アルバム「Groove it」でビクター・カラフルレコーズよりデビューし、iTunes Storeにてトップ10入り、ヒップホップ/ラップチャートでは1位を獲得。2017年3月、Nike Women「わたしに驚け」キャンペーンソングとなったシングル「Watashi」をリリース。続く11月、EP「life ep」をリリースし、再びiTunes Storeのヒップホップ/ラップチャートで1位を獲得。今年2月、2ndアルバム「Juice」をリリースし、またもや同チャート1位、Apple Musicのアルバムランキングでは最高位2位を記録するなど注目を集める。
ドノヴァン・フランケンレイターやコリーヌ・ベイリーレイのオープニングアクトを務め、ChloeやVALENTINOのパーティーにてパフォーマンスを披露するなど、多方面から注目されている新進女性アーティスト。2020年春に、東京・新木場STUDIO COASTを含むiri Spring Tour 2020を開催。
【オフィシャルサイト】 http://iriofficial.com/
【Instagram】 https://www.instagram.com/i.gram.iri/
【twitter】 @03iritaama https://twitter.com/03iritaama
【facebook】 https://www.facebook.com/iri.artist.official
【YouTube】 https://www.youtube.com/channel/UCH58d6dGp6b0hisvkCh7sNg