POSTED ON 2017年6月12日 1 MINUTE READ BY SIXTYMAGAZINE TEAM
今回は、美容師、倉田聡子さんへ聞いた21の質問をご紹介。原宿の美容室「THE REMMY」にて美容師としてしている聡子さん。人生のモットーは「必要とされる人間になる」と語る彼女の美容師としての生き甲斐とは。
Q1:お名前を教えて下さい。
倉田聡子です。
Q2:何歳ですか?
28歳です。
Q3:普段は何をしていますか?
原宿の【THE REMMY】という美容室で美容師をしています。
Q4:美容師の世界へ進んだきっかけを教えてください。
昔から「必要とされる人間になりたい」というざっくりとした目標があって、高校生の時に地元の美容室のカットコンテストのモデルをやった時に「これだぁ~!」と直感で決めました。
Q5:聡子さんのこれまでの道のりを教えてください。
美容学校卒業後、都内サロンで6年間勤務。2015年4月より【THE REMMY】のオープニングスタッフとして参加しました。スタイリスト(技術者)からアシスタントに戻って技術や接客の仕方を学び直し、2017年1月に2度目のスタイリストデビューをして、今奮闘中です。
Q6:初めてのお仕事のことを覚えていますか?
美容師1年目入社したてのシャンプーチェックで回りの同期が合格する中、私だけとても不器用でなかなか合格できずにモヤモヤしていたところに先輩に「指が棒みたい!」と一蹴されシャンプーしながら泣いたことをすごく覚えています。(笑)
Q7:【THE REMMY】のアシスタントさんとして入られたのですね。
【THE REMMY】のオープニングスタッフの条件が「アシスタントの募集だったので、スタイリスト経験は関係なくアシスタントとして入社しました。
Q8:フリースタイルで作品撮りをされた際のことをお聞かせください。とても過酷な時間を過ごされたと思いますが。
自分が作りたいものテーマを考えて、それに合うモデルさんを選びます。ヘアスタイルとメイク、衣装をトータルでプロデュースして撮影するのですが、先輩の撮影では簡単に見えることでも、いざ自分がやってみると本当に難しいです…今はまだ全然回数を重ねていないのですが、これから雑誌のお仕事もやっていきたいので定期的に作品撮りをしていきたいと思っています。
Q9:【THE REMMY】の魅力を教えてください。
お客様目線→お客様一人一人にスタイリスト一人一人がデザインをご提案するコンセプトサロン。様々な個性を持つスタイリストが集まったセレクトショップのような美容室です。今までわからなかった自分に本当に似合う髪型、扱いやすい髪型を提案できると考えています。自分目線→原宿という立地で「一流の美容師」になりたい人を最大限に応援してくれる美容室。あとは内面までもが変わる教育をしてくれるオーナーと、個性がありながらも人に気遣いが出来て協調性のあるスタッフがいることが魅力です。
Q10:このお仕事をしてきて、自分の中で変化や新しい発見とは何でしたか?
美容師を6年間続けた後にアシスタントに戻ったことが1番の変化でした。アシスタントの中途採用にはちょっと遅い26歳という年齢で、運よく入社できた今のお店で人生でこんなにつらい思いしたことない…と思うくらいのスパルタな指導にあって今に至ります。(笑)その経験が「ちょっとのことでは諦めない、へこたれない自分」になれたと思っています。
Q11:自分自身へのケアはどうしていますか?
とにかくよく食べる!ご飯をたくさん食べるだけで本当に元気になります。(笑)
Q12:聡子さんのベリーショート、とてもステキですね。自分だけのこだわりはありますか?
短い中でもスタイリングを毎日少しずつ変えることと、いろんなカラーリングを楽しむことです。
Q13:多忙な日々を送っていると思いますが、オフの日はどういった時間を過ごされていますか?
お店の定休日に会社の撮影や外部の講習会が入ってくるので、そのお手伝いとモデルハントがメインです。オフの日でも仕事につながることを…と教えられているので、完全にオフの日はイベントに足を運んだり、話題のお店に行ったりして、お店のブログなどでお客様に情報を提供できるような時間の使い方をしています。
Q14:失敗した、というエピソードもお聞かせください。またどのようにプラスに変えていきますか?
オーナーの大切な外部の講習のお仕事で、寝坊の大遅刻をしました…講習会で使うすべての道具を私が持っていて、講習が始まる10分前に会場につく失態。切り替えてその日は無事終われたのですが、その日から朝早い仕事の日はアシスタントの家に泊まって一人で寝ないようにしています…
Q15:今後、美容師としてはどのような自分になっていきたいですか?
サロンワークはもちろん、外部のお仕事でも自分に「指名」が来るのが目標です。
Q16:聡子さんにとって「美容師」とは?
勤務時間が長く、体力勝負。ハードワーク。だけど自分にとっては「人に必要とされる」「自分が商品になる」最高の職業です。
Q17:Instagramの中で、ご自身のメイクアップコーナー「さとっこメイク」やヘアスタイルコーナー「さとっこスタイリング」などもプロから直接勉強できて、面白いですよね。
原宿で美容師をやりたかった1番の理由が「自分から発信できる美容師になる」だったので、私が持っているできる限りの情報をインスタグラムを通して伝えられたらいいなと思いはじめました。
Q18:現在の日本のファッションをどのように思いますか?
ジェンダーレスな風潮がいいなと思います。
Q19:聡子さんのファッションスタイルについて教えてください。
流行やブランドに関係なく、その時に着たいものを着ています。
Q20:とてもオシャレな聡子さんですが、普段はどういったところでファッションアイテムを買っていますか?お気に入りのショップはありますか?
基本的にいろいろな系統を着ているので決まったお店はあまりないですが、今のマイブームは「韓国」のお洋服。安価なのにデザインが珍しいものが多く、かわいいので気に入ってます。あと原宿の古着屋は休みになると一通り見に行きます。最近は【キンセラ(@kinsellatokyo)】や【オパール】が好きです。
Q21:最後に、聡子さんのライフスタイルを通してメッセージをお願いします。
「原宿で一流の美容師になる夢」を叶えるために2年前に決断した行動。直感で「今しかない!」と転職したのですが、それからは本当に毎日波乱万丈でした。自分で決めたことなのに毎日が辛すぎて、ものすごく大変なアシスタント期間でしたがそれを乗り越えてスタイリストデビューできた今、お客様を素敵にする時間がとても楽しいです。今後は自分に会いに来てくれる人がもっともっと増えていくように、より技術力を上げることとTHE REMMYというお店に来てくださった方が「THE REMMYに元気もらいにいこう!」とやみつきになるようなお店作りに力を入れていきたいです。是非1度お店に会いに来てください!
美容学校を卒業後、約8年間もの長い年月を休みなく送り続けてきた聡子さん。すでにプロとして活躍していたに関わらず、それを全て白紙に戻しアシスタントとしての一歩を踏み出した彼女の勇気。あの時の自分とこの2年間の並大抵ならぬ努力や自分自身との葛藤、そして自分を信じ、しがみついてきた。その一つ一つが現在、原宿のど真ん中で一流美容師として生きる彼女を作り上げたのだろうたった1つの一歩で自分の未来をいくらでも変えられるのだ。
聡子さんのInstagram:@sat0k0_k