POSTED ON 2017年8月16日 1 MINUTE READ BY SIXTYMAGAZINE TEAM
今回は、ヴィンテージショップオーナー、比嘉眞莉子さんへ聞いた21の質問をご紹介。高校時代からの友人と立ち上げたヴィンテージショップ「poison vintage」。イギリスを中心に買い付けた、ずっしり感とラグジュアリー感にちょっと毒っ気も加えたこだわりのアイテムたちが揃う。
Q1:お名前を教えて下さい。
比嘉眞莉子(ヒガ マリコ)
Q2:何歳ですか?
25歳
Q3:普段は何をしていますか?
アルバイトをしつつ、【poison vintage】というヴィンテージショップ(現在Instagram上のみ)を高校時代からの友人と経営しております。
Q4:元々東京へ上京したきっかけは何ですか?
元々両親からは沖縄から出るなと言われていたのですが、予備校の担任の先生と一緒に両親を説得したのがきっかけです。1年間浪人して無事に大学に合格したので上京を果たせました笑
Q5:実際に東京へ来てみて、いかがでしたか?
とにかく街の建物、人など全てが刺激的で授業が終われば毎日の様に渋谷や原宿、高円寺へ1人でも出かけていました。また、都会の人は冷たいという印象を勝手に抱いていたのですがフレンドリーな人が多く、沖縄出身と伝えるといい反応をしてもらえたのでそこで改めて沖縄っていいなと思えるきっかけにもなりました。
Q6:ファッションの道へ進もうと思ったきっかけを教えてください。
就職塾へ通って就職活動もしていたのですがスーツを着て皆と同じ様な格好をしている自分にどうしても納得できずやめました。それでやっぱり好きなことを仕事にしたいと思ったのがきっかけです。
Q7:大学時代からヴィンテージショップで働いていましたね。現在は、Instagram上ではありますがご友人とご自分が経営されるオンラインショップもありますが、オープンするまでの経緯をお聞かせください。
友人も私も海外が好きなので、海外で何か仕事ができたらいいねという話から始まりました。あと何かを買う瞬間やそれを見るのが2人とも好きなので海外買い付けの仕事なんて最高だね、と笑
Q8:ショップのコンセプトを教えてください。
vintageの重厚感、高級感にショップのネームにもあるpoisonの毒っ気を混ぜたイメージです。英語のポイズンだと強いのでフランス語のプワゾンの発音にして柔らかくしました笑
Q9:主に、どこの国へ買い付けに行っていますか?
主にイギリスで買い付けています。
Q10:以前フランスにも行かれていましたが、2カ国でのマーケットは違いますか?
イギリスではあらゆる場所で開かれていて荷物を抱えてハシゴしまくりました。フランスには「クニャンクールマーケット」という1日では見きれないほどの大規模なのものがあるのですが、フランス人の友人にも止められるくらい治安が悪いらしく…イギリスでももちろんスリなどには気をつけましたがクニャンクールマーケットではより気を張って歩いてました。テイストはさほど違いは無かった様に感じます。
Q11:どういったアイテムを買い付けていますか?素材感やディテールにもこだわりがありますか?
なるべく歴史を感じられたり重厚感のある素材の服・アクセサリーを買い付けています。買い付けの際は年代を聞くようにしています。あとは誰もが似合う様な服だけを仕入れるというのはつまらないので、着る人によっては似合うんじゃないかなという服も仕入れました。
Q12:どのくらいの頻度で買い付けに行きますか?
年に2、3回を目標にしています。
Q13:ヴィンテージの魅力とは何でしょうか?
化石や鉱物など古い歴史を感じられるものが幼い頃から好きで、ヴィンテージの服やアクセサリーもその時代を感じられたり前の持ち主を想像したりするのが楽しめるという点が魅了の1つだと思っています。
https://www.instagram.com/p/BV90XdEFquO/?taken-by=poisonvintage
Q14:どういった層がターゲットになりますでしょうか?
特に縛ってはいませんが、ヴィンテージが元々好きな人はもちろん、ヴィンテージはそんなに好きじゃないけどこの商品はいいなと思って頂ければ嬉しいです。老若男女すべての方に喜んでもらえる様な商品を仕入れていきたいと思っています。
Q15:イギリスで見つけたお気に入りの場所はどこでしたか?
「portobello マーケット」の近くにある【one of a kind】というヴィンテージショップ。所狭しと様々なブランドのヴィンテージクローズ、シューズなどが並べられてて衣装部屋の様な空間が気に入りました。
Q16:またイギリスにて思い出に残った出来事も少しお聞かせください。
宿泊先の街で停電が起きてお風呂のお湯が出なくなったのですがキッチンにあった鍋やポットなどあらゆる用具を使いお湯を沸かして入浴したことが印象に残っています。ホストにはさすが日本人、賢いね!といわれました。笑
Q17:本場の現地のファッションをどのようはどうでしたか?日本との違いはありましたか?
多民族国家であることもあって、日本よりも様々な色、デザインの服を着た人を見ました。ただ、オフィス街は日本と同じ様にスーツを着た人が多いですしヴィンテージショップの多い街は原宿の様に個性的なファッションをした人が多かったです。
Q18:オススメのアイテムを教えてください。
ウエストポーチ。買い付けの時にも防犯の面でかなり役立ちました。あとお腹を出す服装が多いので、少し露出度を緩和してくれる点も気に入ってます。笑
Q19:どのようにショップ展開をして行きたいですか?
8月中にはホームページをオープンできる様、準備中です。その後は展示会を開いたり、店舗を持ちたいと考えています。
Q20:今後の目標や挑戦していきたいことは何ですか?
目標はやはり店舗を持つことです。小さくてもずっしりとしたお店を持ちたいです。
Q21:最後に、眞莉子さんのライフスタイルを通してメッセージをお願いします。
昔からいつも母には「ただ高いものを身につけることがオシャレというわけではない、似合ってないと意味がないよ」と言われてきました。私自身いつもその言葉を思い出して服を選ぶようにしています。自分の個性を受け入れた上で、それが1番活かされる服を着られたら毎日楽しいんじゃないかなと考えています。
持ち前のセンスで買い付けられたアイテムは、身につけた人だけが味わえるものばかり。poison vintageがセレクトした一点一点に、実際に袖を通して歴史とを感じたいという人も多いのではないだろうか。今後のショップ展開がとても楽しみだ。Instagramページもかなりのこだわりがあるので、是非チェックしてほしい。
poison vintage @poisonvintage