25『 Designer’s 7 Favourite』は、アジア発ブランドの中でも新進気鋭で注目を浴びるブランドのデザイナーやプロデューサーに７つの好みを紹介してもらうインタビュー。表にあまり出てこないデザイナーやプロデューサーの日常生活を垣間見る連載企画。
第20回目は、パリの見本市 WHO’S NEXTで、「ベストファッションアイテム賞」を受賞し、またオニツカタイガーとのコラボでも話題を呼んだ中国発のブランド STAFFONLY の共同デザイナー＜UNE YEA＞。アジアのファッションを盛り上げる中国マーケットで人気席巻中のブランドデザイナーの日常をCHECKして。
家にいる時に一番好きな時間は何ですか？
家でジャズドラムを弾いている時間が自分の憩いの時間ですね。テンポに集中することができるので、メディテーション（瞑想）と同じ役目を果たしていると思っています。
自分で所有しているブランドアイテムの中で一番好きなものは？
２つの非機能のベルトがついた涼しいナイロン素材のTシャツですね。これがすごく軽くて、カバンを持っていなくてもカバンを持っているようなスタイリッシュな雰囲気を出してくれる一枚になっています。
今まででどの映画が一番自身のデザインに影響を受けましたか？
インド出身の映画監督＜ターセム・シン＞が制作した＜FALL＞ですね。彼は非凡な才能をもつ監督だと思います。
仕事中によく聞くおすすめの曲は何ですか？
強めのリリックが書かれているEDMを聞いていて、色々なEDMをサンプリングして聞いていますね。自分の想像を大きく広げてくれますし、最近は＜Anti-Generated＞という中国のグループを好きになりました。
日々必ず行っているルーティンはありますか？
私は毎朝必ず7時に起床して、シャワーを浴びて朝読み物を読んで、朝ごはんを食べてから出社しています。基本は夜8時まで仕事をしていて、仕事のうち半日はメディア、店舗スタッフに会い、1週間に1回は自分がインスピレーションを受けられる人にあっています。仕事をする時は目の前の仕事に没頭するだけではなく、周りの声を聴きながら仕事をすることが不可欠だと感じています。家に帰ってからはドラム練習を行って自分のメンタルリズムを整えています。
あなたのもっとも好きなOOTD (今日のスタイル)は何ですか？
2つの異なるカラーと、レイヤードのカラーシャツ、そして膝丈のショーツにを織り交ぜて着用、そしてバケットハットをプラスしたのが自分のOOTDですね。
あなたの知り合いで好きなデザイナーは？
私は人の良い所を探すことがとても得意な方だと思っています。ただ1人友人から選ぶ、という形であれば、TAKEDA YUIですね。
【プロフィール】
STAFFONLY – UNE YEA & SHIMO ZOU
STAFFONLYの共同デザイナー。中国発のモード・ストリートブランド。2019年のロンドンコレクションでランウェイを行い知名度を広げた。また近年ではオニツカタイガーとのコラボレーション商品の展開で中国・ロンドン問わず世界で話題を呼んだ今注目のブランド。
※インタビューの回答はUNE YEAが敢行。
