【21Questions】武尊に聞いた21の質問「K-1は見てくださる方の人生にも感情移入出来る」

K-13階級制覇世界王者 武尊。時にK-1界を圧倒的なカリスマ性で率いるリーダーに、時に格闘技を純に愛す1人の青年に。彼に与えられた無数の才能はどのようにしてアウトプットされているのだろうか。
漫画や映画、異世界の主人公を連想させる彼が、混沌の社会に存在することに希望すら覚えてしまう。K-1への並々ならぬ愛が産んだ”武尊”と、そんな才気あふれる彼を産んだ”K-1″をもう見て見ぬ振りはできないだろう。この21問で双方の強い結びつきと、我々の日常におけるK-1への希望を見出して欲しい。

Q1:武尊さんを一言で表すとどのような人間ですか?

難しいですね…、”クレイジー”ですかね。狂ってるってみんなによく言われます(笑)。私生活も結構変わってるって言われることが多くて、格闘家なのに家にドラムセットやピアノ、ギターがあったり。SASUKEでクリア出来なかったのが悔しかったので、家の屋上にSASUKEセットも作りました。SASUKEセットのために引っ越して、屋上全面使えるようにしました。今は全部で9エリアあります(笑)。

Q2:格闘技を意識した当時の目標は何でしたか?

僕は空手から始めたんですけど、当時人気だったアンディ・フグという選手が空手からK-1チャンピオンになっていたので、自分も彼のように空手からK-1の道に進みたいと思っていましたね。

Q3:どんなジャンルでもフィールドでも大丈夫です。今、戦いたい人はいますか?

直接的に戦うとかでは無いのですが、人気でも強さでも他のジャンルに負けたく無いなっていうのがあって…。マイケル・ジャクソンですかね。どんな対決になるか分からないですけど(笑)。

Q4:マイケル・ジャクソンと武尊さん…、想像出来ない戦いになりそうですね(笑)。どのような方法で戦いましょう?

勝てればなんでも良いんです(笑)。叩いてかぶってジャンケンポンでも良いし、腕相撲でも良いし…。流石にダンスは勝てないと思うので、それ以外の異種格闘技みたいな感じで戦いたいですね。マイケル・ジャクソンに勝って、いろんな意味でK-1は凄いんだぞってアピールしたいです。

Q5:SNSやYouTubeの発信も積極的に行われていますが、注力されるようになったきっかけは?

6年間くらいK-1が無い時期を経験して、まずはK-1という舞台を復活させることも必要だったので、K-1を知ってもらう為に始めました。
当時は事務所に自分で履歴書持って行ったり、SASUKEのオーディションに参加したり、かなり地道な活動をしていましたね。

Q6:そういった武尊さんの活動によって、K-1の盛り上がりへの変化は感じていますか?

当時と比べ物にならないくらい応援してくださる方も増えましたし、街でも声をかけられる様になりましたし、格闘技がみんなに浸透しているのを実感出来るようになりました。
SNSでも、ファンの方が格闘技の試合映像をUPして下さっているのをよく見かけますね。ファンの方の発信も増えて来ているのはかなり大きな変化だと思います。

Q7:ここから更にK-1を盛り上げるには何が必要だと思いますか?もちろん選手だけでなく、私たちファンや観客が出来ることは何でしょう?

僕たちより上の世代の方は盛り上がっていたK-1を見ていた方で、K-1のことを知っている人も多いと思うんです。でも僕らより下の世代は昔のK-1を見てない世代でもあるので、そういう方達に知ってもらうことが必要だと思います。TikTokとかも若い世代に見てもらうためにやっています。今はネットの時代ですし、僕ら選手だけだと限界もあるので、みなさんにK-1や格闘技の魅力を発信して貰いたいですね。

Q8:武尊さんから見たK-1の魅力やポイントは何でしょう?

僕の持論ですけど、格闘技は人生と重なるものがあるなと思っていて…。格闘技は直接的な打撃も痛みも我慢して、そこを超えないと勝てないんです。痛くてもタイムを取れないし、交代も出来ないですし、代わりがいない自分自身の戦いが人生に似ていますよね。

生きていく上で、色んな苦しさや痛みを乗り越えて何かを得ていくと思うので、そういう生々しさも格闘技に近いものがあると思います。見てくださる方の人生とも感情移入できる。そういう楽しさも魅力の1つですね。

-新しい見方を提案していただいて、格闘技への興味が更に湧きました。

試合自体が非現実的なので、見るだけでも楽しいですよ。特に生観戦は骨と骨が鈍く当たる音が生々しかったり、すごくリアルで楽しいと思います。

Q9:今の武尊さんを形成する出来事はありましたか?

僕は気持ちや痛みに耐える能力が秀でていると思ってて、試合中のアドレナリンが凄いというか、そこが自分の強さでもあるんです。そこは幼少期に通っていた空手道場の影響が強いと思いますね。もうめちゃくちゃ厳しかったんですよ、でも凄く愛があって…。誰も助けてくれない、耐える強さをその先生に教えて貰いました。武士みたいな、やるかやられるかという感覚って、現代に生きていたら感じないですよね。そこを少なからず感じさせてもらったので、今も言葉は悪いかもしれませんが、殺し合いの感覚で試合に行くし、ちょっとでも倒されたら死ぬと思ってやっているので、最後の底力を出すのが得意でもあります。

Q10:写真集「武尊」のスタイリングに武尊さんの名前が入っていたのですが、洋服を全部ご自身で選ばれたと?

そうです、全部自前で撮影しました。他の仕事でも全部自前ですね、人が選んだ服は着たく無いので…(笑)。服の量がどんどん増えてしまうので、シーズン毎にまとめて後輩たちにあげています。

Q11:普段のコーディネートにこだわりはありますか?

ハイブランドとかでは無く、あまり人と被らないものが好きです。韓国やLAの無名ブランドとかから可愛いものを見つけてよく買っています。小さい頃から古着のリメイクをしていたので、古着も好きですね。

Q12:試合の衣装はどうでしょうか?

試合の衣装も全部自分で選んでいます。毎回テーマを決めて、デザインも考えて、生地から選んで作るんです。去年はコシノジュンコさんに衣装を作ってもらったのですが、自分のこだわりが強いので、コシノジュンコさんにデザインのことで僕が口出ししちゃうこともありました(笑)。それくらい試合前は全てを完璧にしたくて、その年のラッキーカラーを取り入れたり、生地や挿絵の意味も調べたり、とにかく縁起の良いものを身に纏うようにしています。

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2020.3.22 Saitama Super Arena

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Q13:普段、モチベーションを上げるためにどのようなことをされていますか?

試合に勝つ時の喜びは普段の生活では絶対味わえないので、その時のことを思いながら苦しい練習も頑張れていますね。逆にプロデビューしてから1回負けたことがあるんですけど、その試合を思い出すこともあります。その時の悔しさを考えると、どんだけ練習がきつくてもあの時よりはましだと思えるんです。

Q14:ファンサービスもかなり積極的ですよね、応援して下さる皆さんからのエネルギーもやはり大きいのでしょうか?

ファンの方達の言葉とか試合中の声援って、綺麗事ではなく本当に力になっているんです。ネットだとやはり誹謗中傷とかが目立って、そこに気を取られてしまう事もあるんですが、イベントとかで皆さんに会うと、直接言葉が入ってくるし、応援してくれる人がいるありがたみを改めて感じますね。

Q15:普段はどのような方と会われますか?

ここ数年はほとんど外で遊んでなくて…。あんまり遊びに出ないんです。基本1日オフはほぼなくて、家でも自炊することが多いですね。

Q16:確かに、かなり本格的にカレーも作られていましたよね…、息抜きにはどのような事を?

音楽が好きなので、音楽を聴いたりしています…。学生時代にバンドをやっていたので、ギターを弾いたり、ピアノとドラムも最近始めました。家に全部楽器がありますね、1人でバンドやろうかな(笑)。

Q17:どのような音楽を聴かれるのでしょう?

ロックはずっと好きですね。ELLEGARDENとかは中学校から大好きで、バンドでもカバーとかしていました。最近は平井大さんをよく聴いています。
試合前とか、気分を高めたい時は、ONE OK ROCKやcoldrainを聴いていますね。アップテンポなロック系が多いです。

Q18:練習と日常生活の切り替えはどのようにされているのでしょうか?

ジムでガッと集中して、家では日常に自然と切り替えるようにしていますね。やっぱりずっと試合や練習の事を考えちゃうとキリがないので、家にはあえて楽器とか関係無いものを置いています。

Q19:今ハマっていることはありますか?

あるかなあ…、何だろう…、料理ですかね。ちょっとでも身体に良いものを美味しく食べたいので、グルテンフリーメニューにチャレンジしています。グルテンフリーの材料を使ったパンやピザを作ったり、パスタも米粉から作ったり、料理ももっとYouTubeに上げていこうかな。

Q20:今後挑戦したい事はありますか?

引退してからやりたいと思っていることは、アクション俳優ですね。ジャッキー・チェンとかブルース・リーが大好きなんです。ちょっと前に「HiGH&LOW」に出させてもらって、本格的にアクションの面白さを感じました。

Q21:K-1を知らない人たちに伝えたいことがあれば、お願いいたします!

決して野蛮なスポーツでは無いし、沢山の物語が詰まっている本当にいいスポーツなので、もっと多くの人に知って欲しいです。テレビと生で観るのとはまた格別に面白さも違うので、是非落ち着いたら試合にも来て欲しいですね。

僕のおばあちゃんは、小さい頃から早く辞めろって言われてたくらい、格闘技大っ嫌いだったんですよ(笑)。そんなおばあちゃんも一度試合を観てからK-1にハマりました。皆さん試合に来たら絶対にハマると思います!

-ファンの方々に伝えたいことはありますか?

これからも応援してください…!僕もパワーを与えられるように一戦一戦命がけでやるので、皆さんも友達や家族にK-1の面白さを伝えて貰えたらなと思います。

【武尊プロフィール】

闘争本能むき出しのファイトスタイルでKO勝利を連発する姿から“ナチュラル・ボーン・クラッシャー”と呼ばれる。2015年4月に初代K-1スーパー・バンタム級王座決定トーナメント、2016年11月に初代K-1フェザー級王座決定トーナメントを制して二階級制覇を達成。2018年3月の「K’FESTA.1」では第4代K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメントで優勝し、前人未到・K-1史上初の三階級制覇を成し遂げた。同年12月の大阪大会では皇治との因縁のタイトルマッチに勝利して王座防衛に成功。2019年3月の「K’FESTA.2」ではムエタイの現役王者ヨーキッサダーを2RKOし、K-1最強を証明した。右拳を負傷し、試合から遠ざかっていたが、11月の横浜大会で村越優汰との一戦を制して復活。3月22日の「K’FESTA.3」では“ムエタイの壊し屋”ペッダムにKO勝利し、K-1のエースとしての強さを見せつけた。

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