POSTED ON 2020年6月24日 1 MINUTE READ BY Ayaka Yoshimura
時にはクールなメンズ、時には戦隊ヒーロー、役者という職業に抱く憧れや空想は、ステイホームによって更に増したように思う。”快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー”や”コーヒー&バニラ”など話題作に出演する俳優 濱正悟も、自身の立ち位置や作品へのトキメキをステイホームを経て再確認したという。自身初主演の映画も決定した今、彼が向き合う日々はどの様に移ろいでいるのだろうか。この21問で、役と時に揺蕩う彼の”今”を感じて欲しい。
Q1:俳優を意識したきっかけは?
ずっとテレビっ子だったんです。芝居をメインで今はやってますけど、何かテレビに出る仕事をしたいなと漠然に思っていました。
Q2:幼少期はどのような子供でしたか?
人見知りでしたね、今も人見知りです(笑)。あとはずっと怒られていました。幼ながらに人を信じられなかったんですよ(笑)、スイカ割りとか周りの言葉を無視して結局友達の足叩いちゃったり、幼稚園の先生のスカートを覗こうとしたり…(笑)。多分、怒られるたびに人見知りになっていったんだと思います。
Q3:因みに、得意教科は?
英語が好きでした。塾の先生のアルバイトをやっていた時は、英語と古典を教えていました。友達とかに秘密で塾の先生をやってましたね…、恥ずかしかったから(笑)。
Q4:大学生活から俳優の道へ、環境や周囲とのギャップは感じましたか?
もともと普通に就職することは考えて無かったんです。それでも大学に行ったのは親の勧めもあったし、大学生活を満喫してみたかったから。大学はちゃんと受験して入学して、ただただ大学生をしていました(笑)。大学と俳優の仕事は切り替えていたので、ギャップはあまり感じなかったですね。
Q5:濱さんに影響を与えた現場はありましたか?
毎回影響をうけていて、とにかく学んだことはすぐ試すようにしています。アドバイス頂いたことの本質がやってみて分かることもあるので、しっかりアウトプットするようにしていますね。タイムリーなものだとやっぱり、主演をした映画に1番影響を受けました。
-主演ということで、演じる上での意識も変わったり?
色んなことに気を使いました。役だけじゃなくて人や空気感にも気を使ってみました(笑)。自分なりに考えて行動したことは間違ってなかったのかなと思っています。
Q6:共演して印象的だった方はいらっしゃいますか?
去年の夏にドラマでご一緒した大森 南朋さんは特に印象的でした。僕が大森さんを蹴飛ばすシーンがあったんですけど、本当に当たっちゃって…。どうしようと思ったのですが、大森さんは凄く優しくフォローして下さって、大森さんの様な人間の良さが溢れる大人になりたいと思いましたね。バタバタした現場の中で、少しの優しさがあるのは尚更印象に残りますし、憧れます。
Q7:各現場での学びや発見がある中で、憧れの俳優像などは抱いていらっしゃるのでしょうか?
将来、”これにも出てたんだ”って思われるような役者になりたいです。演じているからこそ、自分が気づかれないのが役者冥利に尽きるのかなと思います。
Q8:演じる上で、楽しいことと辛いことを教えてください。
出来上がった作品を観ることは楽しいですね。ドラマでも雑誌でも、何かが出来上がった時の嬉しさは凄く感じます。
辛いこと…、辛い役は辛いです。役に影響されるというか…。静かな役だったら現場であまり話したく無いし、うるさい役だったらちょっと喋ります…(笑)。
Q9:今まで演じた中で、濱さん自身と最もマッチした役はありましたか?
それで言ったら大仏のような、無の感情が1番マッチしていますね(笑)。全然話さない役とか…、難しいですねこの質問(笑)。でも、その時の気分や心境で役に対する印象は変わります。
今はとにかく明るくなりたいです。自粛期間を終えて、エネルギーを発散する場所が欲しい(笑)。暗い役を演じると沈んでしまうので、明るいおバカな役をやりたいですね。
Q10:まさか大仏の様な役がマッチしているとは…(笑)、濱さんを一言で表すとどのような人間でしょう?
難しいですね…。よくカレーの具に例えたりするんですよ、その場合はコリアンダーですね。ちょっと癖が強いです(笑)。
Q11:どんな事でも大丈夫です。”こだわり”はありますか?
シメは甘いもので終わりたいです。お酒だけじゃなく朝ごはんや食事の後も、何かで口を洗浄したいんですよね。カレーだったら、コーヒーやラッシーでシメます。綺麗好きなんです(笑)。
Q12:因みに、カレーに目覚めたきっかけは何だったのでしょう?
明治大学が神保町にあったからです。それに加えて、大学4年の時に事務所内で、神田カレーグランプリのスタンプラリーに挑戦しようって企画があったんです。カレー好きのタレントを集めた”カレー部”に自分も入れてもらって、それに参加して更に燃えました(笑)。
-スタンプラリーの結果は…?
83店舗全部制覇しました(笑)。もう最後は、自分に言い聞かせてカレーを食べていたと思います(笑)。
Q13:濱さん的、美味しいお店やカレーを選ぶポイントを教えてください!
食べログやインスタグラムに載っている写真が魅力的だったら、だいたい美味しいですね。写真にその食べ物の美味しさが出ている気がします。
Q14:最近どの様な作品を観ていますか?
今は「梨泰院クラス」を観ています。ドラマって終盤に次の回を観たくなるかどうかが決まるじゃないですか。そういうワクワクもあるし、期待通りに行くところと裏切られるところが1時間にちゃんと詰まってて面白いです。最近はドラマばかり観ています、「オレンジデイズ」とか、少し前の作品も見返しています。
Q15:観る作品やジャンルの変化はありましたか?
昔は青春ものが好きでよく観ていましたね。今は白石和彌監督の様なリアリティーのある作品が好きです。テレビで放送できないようなリアルさがありますよね。普段見れないものを観れますし、ストーリーに説得力を感じます。
NETFLIXだと、ドラマの「ハリウッド」を観ました。主演作品の監督に勧められて観たら、めちゃくちゃ面白かったです。この業種の人たちは特に見応えがあるんじゃないかなと…。
Q16:日常において、演技の為に意識していることはありますか?
日常で特に意識することは無いですね…、日常くらいフラットにさせてって(笑)。現場で集中して頑張って、そこを出たら日常です。日常は日常ですね…。
Q17:聞けば聞くほど濱さんの謎が深まります(笑)。今ハマっていることは?
料理です。自粛期間に入ってから出前ばかりで、肌も荒れるし体型にも出るし、食の大切さを実感したんです。久しぶりに自炊したらもっと美味しいものを作りたい欲が出て、更にハマりました。
Q18:得意料理は何でしょう?
やっぱりカレーですね。後は肉が好きなので、肉をいかに簡単に美味しく調理できるかを試行錯誤しています。因みに、マヨネーズと味噌とポン酢で仕上げるのが1番美味しかったです。そして締めにヨーグルト…、最高です(笑)。最近ヨーグルトにもハマっていますね。
Q19:濱さんが表現者として伝えたいことはありますか?
皆さんに楽しんで貰えたら良いなと思います。だからこそ、明るい役をやりたいんだと思います。今は特に辛いニュースが多いので、どんどん楽しいことを伝えていきたいですね。
Q20:今後出演してみたい作品はありますか?
事件ものに出演してみたいですね。やっぱり、ストーリーの中に謎があるとワクワクするじゃないですか、事件もののそういうところが好きです。
Q21:最後に、挑戦したいことや目標を教えてください!
とにかく乗馬がしたいです。ずっと言ってるんですけど…。馬に乗ったことがほとんど無いですし、去年からずっと言っているので半ば意地になってきています(笑)。そういった経験を通して日本文化をもっと知っていきたいと思っています。
後は、とにかく芝居したいです。やってない役をどんどんやっていきたいですね。
【濱正悟 プロフィール】
1994年8月22日生まれ。2015年「BoysAward Audition」特別賞受賞。
主な出演作品にEX『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(2018年)ルパンブルー/宵町透真役、MBSドラマ特区『コーヒー&バニラ』(2019)市柳 雪役など。
現在、カレー連載『#うるとらかれーらばー 濱正悟のカレー手帖』をCanCam.jpにて連載中のほか、主演映画が今冬公開予定となっている。
公式サイト:https://avex-management.jp/artists/actor/HMSHG
公式Instagram:https://www.instagram.com/hamastagram822/?hl=ja