新譜をメインに国内・海外問わず独断と偏見で選んだドープな楽曲を、その背景とともにご紹介。2020年7月第5週となる今週は、KEIJUのメジャー初アルバムをはじめとする6枚をピックアップ。

KEIJU – T.A.T.O

ソロとしてメジャー契約を交わしたKANDYTOWNのを代表するメンバー・KEIJUによるフルアルバム。Awichや小袋成彬らとコラボレーションを果たし、その度に印象的なバースを蹴ってきたKEIJUによる堂々たる今作には盟友・IOやGottzのほか、ドラマーとしてオカモトレイジも参加している。

 

Taylor Swift – folklore

昨年アルバム『Lover』をリリースしたばかりのTaylor Swift(テイラー・スウィフト)が、8作目となる『folklore』をサプライズリリースした。以下彼女がinstagramに投稿した今作の告知文。

この夏計画していたことのほとんだができなくなってしまったけど、計画していなかったのにできたことがある。それは、私の8作目のスタジオ・アルバム『folklore』。サプライズ。私の気まぐれ、夢、恐れ、黙想全てを注ぎ込んだアルバムを今晩リリースする。

 

 

Dos Monos – Dos Siki

1stアルバムのテーマである『Dos City』という架空の都市の四季を表現した2ndアルバム『Dos Siki』。4曲収録、20分にも満たないがアルバムであるという。意味深なテーマや変わった施策を次々と繰り広げ、我々を楽しませてくれる彼らの作品は必聴である。

 

Logic – No Pressure

今作をもってラッパーとしての引退を表明しているLogicの6枚目となる今作『No Pressure』。引退宣言と併せてライブ配信サイトと契約を結び、今後はゲーム配信などを行っていくことを発表している。そしてアルバムリリース当日、同配信サイトにてこれまでの想いを語った。

Kendrick Lamarに感謝したい。俺が辛い時に、彼は俺のためにそこにいてくれた。J. Cole、Drake、A$AP Rocky、A$AP Ferg、Mac DeMarco。そしてToro y Moi。このアルバムに彼が参加してくれたことが夢みたいだ。感謝したい人が多すぎるよ。みんな愛しているよ。これでお別れだ。

 

Billie Eilish – my future [Single]

Billie Eilishが今年2月にリリースされた「No Time To Die」以来、約5ヶ月半ぶりとなる新曲「my future」をリリースし、併せてMVも公開した。Apple Musicのインタビューに対して「雨の日に2日で書いてしまった」と答えている。だからMVでも雨が降っているんだとか。

 

 

舐達磨 – BUDS MONTAGE [Single]

舐達磨による2020年初シングル「BUDS MONTAGE」。ラップの派生分野である”トラップ”は、ダウナー系のドラッグにより酔えるという意味合いで誕生したジャンルだということは有名である。舐達磨のサウンドにおいて特徴的なゆったりとしたチルな曲調は、煙を嗜むのに心地良く、彼ら自身が欲している楽曲として生まれているのではないかと想像するのは考えすぎだろうか。

https://youtu.be/zaBp1Jh2Bkc

 

 

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-来週の注目リリース-

米津玄師 – STRAY SHEEP

「Lemon」の大ヒットによって一躍シーンにおいて確固たる地位を築いた米津玄師。そんな「Lemon」も収録される約2年半ぶりとなるアルバムが8月5日に発売される。日本の音楽史にすでにその名を焼き付けた彼が放つ新作はどんなものになるかと誰もが刮目していることだろう。懸念点は、いつになったらストリーミング配信を解禁してくれるのかということ、ただ一つである。