【21Questions】3時のヒロイン ゆめっちに聞いた21の質問「芸人としては中途半端な人間も 認められる時代になった」1 min read

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2019年『女芸人No.1決定戦 THE W』の3代目チャンピオンに輝き、世間の視線を一息に集めたお笑いトリオ・3時のヒロイン。3人の個性光るキャラクターは、令和の多様化を象徴しているようにも感じる。
今回は、3時のヒロイン・ゆめっちに21問の質問を遂行した。目を引くファッションやメイクから、女性芸人の在り方、今後の理想像までざっくばらんにお話頂いた。マイノリティーを必然的に当たり前にしていく彼女の一挙一動は、今後も人々にとって必要不可欠となるだろう。この21問で、彼女の断片のその先を捉えてほしい。

Q1:お笑いに興味を持ったきっかけを教えてください

保育園の頃に観た「めちゃ×2イケてるッ!」の江頭2:50さんがきっかけです。めちゃくちゃ衝撃で、”うわ!テレビって面白いな”と感じたのを覚えています。そこから「はねるのトびら」などのコント番組がすごく流行って、”私もこういう仕事に就いたら楽しそう!”って思っていましたね。

-確かに江頭2:50さんは衝撃ですよね…

最初は気持ち悪い人だと思いましたが(笑)、一瞬の出番で視聴者に強烈なインパクトを与えるし、実は礼儀正しくて良い人っていうのをどこかで知って…”真面目に頑張ってるのってすごい!”ってなりました。江頭2:50さんは佐賀出身で、九州の人は良い人しかいないですね…。

Q2:最初から将来の夢が”お笑い芸人”だったのでしょうか?

小学校の卒業文集に、”芸人になりたい”って書いていたらしいです。私もよく覚えてはいませんが、芸人やりたいなって漠然と想いを抱いていましたね。。

-ゆめっちさんも江頭2:50さんと同じく九州・熊本の出身ですが、 地元を離れたのはどのタイミングで?

18歳で高校を卒業したあとです。お笑いを始めるにも何から始めればいいか分からなくて、とりあえず吉本かなって、大阪の養成所に行きました。そこで1年間過ごして、卒業と同時に東京に出ました。

Q3:因みに、今日のファッションもかなり素敵ですが、ファッションに興味を持ったきっかけは何でしたか?

おばあちゃんが凄く派手な人で、その影響が強いと思います。全身アニマル柄みたいな…。私はそれがとても好きで、その派手な服を沢山お下がりでもらってました。外で着ると”変なの〜”って言われるので、家の中でファッションショーしていましたね。あとは、おばあちゃんが「西海岸」っていう古着屋によく連れてってくれてたから、昔から服に囲まれるのか好きだったんだと思います。

Q4:色使いやメイク…、ゆめっちさんはとてもお洒落ですよね!インスピレーション源などはありますか?

渡辺直美さんには本当に影響を受けていますね!渡辺直美さんのブランド「PUNYUS」ができる前は、ぽっちゃりさんの服は淡くて地味なものばかりで、お洒落を心から楽しめなかったんです。本当は原宿にありそうなビビットな色の服を着たかったんですけど、サイズが合わなくて諦めてました。今は直美さんのおかげでファッションを楽しめていますね。

Q5:ゆめっちさんにとって、アイコンとなる方はいますか?

ニッキー・ミナージュさんやケイティ・ペリーさんが好きです。バービー人形のような色味のメイクや服装を楽しんで、プリンプリンの体を前面に出してるのが羨ましいなと思ってます!

Q6:女芸人という枠で見ると、まだお笑いとして”いじられる”文化が残ってると思うのですが…、ゆめっちさんから見て、そういった立ち位置などの変化は感じますか?

今めっちゃ変わってますよ!私が芸人をやり始めた7〜8年前は、女性は特にデブやブスがいじられてナンボの世界でした。私も今より30キロ痩せていたので、太るかブスになるか選ばないと思っていて…。私はメイクを捨てきれなかったから太ることを選択して、やっとここまで太れたんです。でも今は、誰も傷つけないお笑いがブームになりつつあって、ブサイクもデブも以前より強みにはならないので、難しいですね…。

-それを目標として体づくりされましたし…。

そうなんです…、もっと体張りたいです!今、女性は特に「いじっちゃいけない、可哀想」って思わる事も多いみたいで。でも逆に、私みたいに太ってるけどメイクやネイル、お洒落をする、芸人としては中途半端な人間も認められる時代になったのはありがたいです!

Q7:ゆめっちさんから見たお笑いの魅力を教えてください。

”見たら嫌なことを忘れられる”っていうのがお笑いの一番の魅力だと思います。心が傷ついて笑えない状況でも、音楽とお笑いだけは人を元気にできるパワーがあるというか。言葉が通じなくても、お笑いを見て笑えば「自分の悩みがちっぽけだな」って思えますよね。

-たしかに、芸人さんのラジオを聞いていても「日常に楽しさって沢山落ちているんだ」って思います

そうですね、お笑いは全部冗談でできてますから。こういう適当な人間とか、世間では社会不適合な人間がが生きられる場所なので…、自分自身も救われてます!時々DMで、「凄く悲しいことがありましたが、ゆめっちさんを見ていると元気が出ました!」と言われて、私みたいな人でもそういう人達の心に響くんだと思うと凄く嬉しいです。

Q8:お笑い芸人の活動を通して伝えたいことや譲れないものはなんですか?

“自分自身が楽しむ”ことは忘れないようにしてます。芸人にも結構プレッシャーはあると思うし、お笑いってみんな笑いのツボが違うからどれが面白いのか分からないんです。でも、私が楽しくしてる時に笑ってくれる人が多いから、”楽しさ”だけは忘れちゃいけないと思ってます。特にトリオは、仲良くわちゃわちゃしてる所とかが好きと言ってくれる方もいますし、楽しいところをもっと見てもらいたいですね!

-亜生軍団や第七世代の方とも一緒にいらっしゃって、垣根なく皆さんが楽しんでいる姿も素敵ですよね。

先輩後輩とか関係なくあーだこーだ言い合っていて、亜生軍団はみんな子供みたいですね(笑)。超楽しいです。堅いお笑いじゃなく、本当に保育園や小学校の時の純粋な楽しさがありますね。「うんち!わ〜!」て喜んでいるようなお子ちゃま軍団!

Q9: 「女芸人No.1決定戦 THE W 2020」優勝時のインタビューで、ゆめっちさんは”優勝する気でいた”と仰っていましたが、そこから予想しなかった個人的快挙はありますか?

いっぱいありますね…。THE Wは優勝する気でした!でも実際優勝したら信じられなくて…、ずっと「え、これ夢?」って感じでしたね。
人生で一番嬉しかったのはTHE W優勝で、そこからはもう全部夢みたいです。スケジュールもガラッと変わって、「これが私がやりたかったことなんだ」ってじわじわ実感が湧いてきました。

Q10:お笑い以外にお仕事の広がりはありましたか?

歌や服、メイクなど、自分が好きな事を少しずつ発信したら、個人でも色んな仕事に繋がって凄く楽しいです!下着のブランドを出してみたいと思っていたら、下着の撮影もありましたし…。実力はどうであれ、やりたいことが少しづつ形になって来てとっても嬉しいです。毎日夢見たい!

Q11:YouTubeでDIYやメイクなどをされていて、器用で多彩な人だなという印象を持ちました。ゆめっちさんは普段どういうことをインプットしてますか?

全然インプットしてないです…(笑)。周りの人に助けられてるだけで、私自身には何も無いんですよ…。一人の力では何もできなくて、まだまだ周りに頼りっぱなしですね。

-言い換えると、インスピレーション源は人との関わりや会話なのかもしれませんよね!

そうなんですかね?私、本当に社会不適合者だから会話できないですよ(笑)!でもフッ軽なので、色んな人に会う為にどこにでも行くようにはしてます。違う分野の繋がりを増やして吸収している感じですね。メイクさん、スタイリストさんともよく連絡先を交換して、トレンドやメイクの仕方を教えてもらってます!

Q12:最近ハマってることはありますか?

ネイルです!2ヶ月前くらいから、1週間ごとにデザインを変えてるんです。ただガチャガチャに、ポップで派手に。今度は女体を入れたいですね、お尻と脚とおっぱいを付けたい…!

Q13:3時のヒロインにおいて、ゆめっちさんはどういった存在ですか?

一番子供ですね。というか、もうペットじゃないですか?言葉通じないし、幼稚だし…(笑)。麻貴(福田麻貴)がお母さん、かなでちゃんがお姉ちゃん、私が妹またはペットみたいな…。勝手に暴れて、勝手に懐くし。麻貴に凄く負担がかかってると思うけど、バランスは良いです(笑)。

Q14:どんなジャンルでも大丈夫です!ゆめっちさんの”こだわり”はありますか?

自分の好きなものを着て、食べて、好きなことをするっていうのがこだわりですかね。太ってる方は体型を隠すために、オーバーサイズの服を着ることが多いですが、個人的には逆に体のラインを出した方が好きです!個性を受け入れて全面に出した方が私も楽しいし、それ見て好きって言ってくれる人と一緒にいた方がいいじゃんって。あと、自分で気づかなかったんですけど、私すごい偏食らしくて…。さけるチーズを10個割かずに食べたりヨーグルトにジャム1瓶まるごと入れて食べたり、本当に好きなものだけを食べています。私はわがままで構成されています(笑)。

-その”わがまま”がゆめっちさんの明るい雰囲気に表れているのでは…?

そうですね、個性の謙虚さは多分ないです…(笑)!髪染めて、化粧バチバチにして、服も虹色で、ネイルも派手に…、好きなもので溢れてます!

Q15:世代的に直美さんから受けた影響をゆめっちさんが受けて、2000年生まれの世代がゆめっちさんの影響を受ける。コンテンツが多様化した今、そういう流れがどんどん活発になって行くと思います!

えー!笑
そうなって欲しいなあ!もっと個性出さないとですね。本当はずっと前から坊主にしたいんですよ。でも相方に、(坊主にしたら)もう何にも話が入ってこないと言われて…(笑)。何年後か分かりませんが、もう少ししたら坊主になってるかもしれないです。各々好きな道に走り出したら私は坊主になります!

Q16:因みに、オフの日は何してますか?

最近は「mipig cafe(マイピッグカフェ)」っていうマイクロブタカフェに行きました。白豚ちゃん、黒豚ちゃん、ブチが入った豚ちゃんがいて、大きくなっても10〜15キロで中型犬くらいなんです。最近豚を買いたいなと思ってよく見に行ってます!

Q17:何故、マイクロブタを?

寂しさでストレスがたまるとか、人の腕枕で寝るのが好きとか、人間ぽくってとにかく可愛いんです!名前は、私の苗字がミゾタなのでミゾタにするつもりです。キャラメルちゃんとかバニラちゃんとかじゃなくて、ミゾタさん…。

Q18:印象に残っているステージや現場はありましたか?

THE Wの決勝ステージです。今まで何かしらで1位を取ったことが無くて…。初めて優勝出来て、それはもう最高のステージでした。

Q19:普段のステージとトーナメントのステージ、やはり雰囲気は違いますか?

そうですね。ステージに出たときにお客さんと審査員の方の目を見たらすごく緊張しました!でもパッと見た先に兼近がいたんですよ。EXITがスペシャルサポーターでずっとインタビューをしてたので、マブダチが見守ってくれてて心強かったです。”ガンガンやれよ”って目でメッセージを送ってくれたから、気楽にやれました。”あたし全然緊張してない。楽しい!”って思えて、あのネタ史上1番上手く出来たと思います!

-兼近さんのおかげで緊張が解れたんですね

そうですね。相方達は1本目の時はめちゃくちゃ緊張してたし、優勝するなんて思ってなかったって言ってました。でも私は“え、まじ?優勝しそうじゃない?”ってずっと言ってて…。舐めてるわけでは無くて、楽しいところ見せられてるから、皆さんもきっと楽しんでくれてるだろうと思っていましたね。

Q20:お笑い芸人を目指す人に向けてメッセージってありますか?

一旦、ノリでやることも大事だと思います!私は最初ノリでお笑いに入りました。1年間養成所でやって、向いてなかったら違う仕事に行けばいいですし。最初は、お笑いの世界を覗きたくて入学しました。そしたら相方ができて、上京して、今のメンバーに会えて、ここまで来た。だから、きっかけは一歩踏み出すことじゃないですかね。お笑い芸人やってて損することは無いと思います。でかいギャンブルですけど、1回挑戦してみてください!

Q21:最後に、ゆめっちさんとしての目標と、3時のヒロインとしての野望を教えてください!

渡辺直美さんは芸人の枠を超えた若者のアイコンで、今や世界的なエンターテイナーじゃないですか。そういう”渡辺直美”さんみたいなカリスマになりたい。「3時のヒロイン」に憧れるとか、女芸人なら「3時のヒロイン」だよね、みたいに言われたいです。

個人でも「ゆめっちに憧れる」そういう存在になりたいです。個人でも何かを成し遂げられる様に頑張ります。おばあちゃんになってもずっと「ゆめっち」でいれるように!

【3時のヒロイン】

福田 麻貴、ゆめっち、かなでから成る吉本興業所属の女性お笑いトリオ。『女芸人No.1決定戦 THE W』の3代目チャンピオン。ウチのガヤがすみません!、第7キングダムなどTHE W優勝を機に各方面からオファーが絶えない。

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