【21Questions】eillに聞いた21の質問「二面性を大事にしていきたい」

11/4に1年ぶりのミニアルバム『LOVE/ LIKE / HATE』をリリースしたeill。NEWS、テヨン(ex 少女時代)、への楽曲を提供はじめ、PINK SWEAT$など国内外アーティストへの客演も行い、新世代を代表するアーティストとしてを各所より注目集めている彼女。
卓越した音楽センスとしなやかな強さとは裏腹に、eillの等身大な姿が垣間見えた今回の21問。彼女が創出する音・詩・想いの根源とこれからを、各々の感情と共に織りなしてほしい。

Q1:元々K-POPが好きで、中学生の頃は韓国のアーティストになりたかったと。歌手を目指したのはそこが始まりでしたか?

ちょうど少女時代が爆発的にヒットしてる時で。めっちゃカッコよくて、可愛くて、歌が上手で、おしゃれで、グサっと刺さりました。「少女時代みたいに可愛くカッコよくなりたい」「韓国の歌手になりたい」って、初めて歌手を目指しました。韓国にオーディションを受けに行ったこともありましたね。

Q2:ビヨンセがきっかけで、歌手レッスンに通うようになられたそうですね。そこから音楽の幅も広がったという。

そうです。きっかけは『ドリームガールズ』という映画です。ビヨンセは本当は歌が上手いのに、この映画ではそれを抑えてて。「Listen」という曲を歌うシーンで、ビヨンセの抑えてたものが爆発するんです。本人も絶対そこで魅せてやるって漲っていたのかな。その歌の力に感動しました、歌ってこんなにすごいんだって。私も「誰かに何かを与えられるような歌を歌いたい」と初めて思いましたね。

Q3:今回のアルバム『LOVE/ LIKE / HATE』を聴いてみて、バラードやPOPに合わせたフロウや語感の絶妙なアレンジが面白いなと思いました。eillさんが今まで聴いてきた楽曲から、それぞれにどのような影響があるのでしょうか?

『FAKE LOVE/』や『踊らせないで』はセッションで作った曲で、K-POPを意識……というかK-POPを聴きすぎて勝手にその歌い方が出て来るんですよ。1人で歌える曲じゃないってよく言われますね(笑)。グループで歌って成立するというか、息継ぎができない曲が多くて(笑)。それは多分私がK-POPをたくさん聴いてるからで、空白の時間が許せないんです。自分の好きなものや憧れてるものがそれだから、影響を受けちゃうんだと思います。

Q4:『片っぽ』も制作中、涙が止まらなかったとコメントされていましたが、どのような心情だったのでしょうか?

アルバム制作が始まってすぐに自粛期間に入って、本当に外の刺激が無さすぎて曲が作れなかったんです。1ヶ月で20曲ぐらい作ったけど1曲も良いと思える物ができなくて。「やばい、自分がこれまで曲を作れたのはマグレだったんじゃないか」と本気で思いました。悩んで悩んで悩んで、もう何も出てこないってなった時、急に涙がブワーっとでてきて。「この感情はなんだ?」と思ってピアノに向かって、それで生まれた曲が『片っぽ』だったんです。

Q5:自粛期間に刺激がなかったと、eillさんの普段のインプットやインスピレーションはどこから?

どの曲も何かきっかけがあるんですよね。この間、少女時代のテヨンさんの「#GirlsSpkOut ft.ちゃんみな」を作詞した時も、女の子の友達3人とご飯に行った時、男の人にうまく自分の気持ちを言えないって話になったのがきっかけです。そういう現状を世の中にもっと伝えるべきなのに、なんでここに溜まってるんだろうと思って、“girls speak out”って言葉が浮かんできたり。そういう、日常の色んなところにインスピレーションが散りばめられています。

Q6:『LOVE/ LIKE / HATE』の制作で印象的だったことはありますか?

『2025』は、緊急事態宣言中に出来ることがないかと思い、メロディーを作って、それをファンの子達に歌ってもらって、集めたボイスメモから曲を作りました。ファンの子の声を聴きながらピアノを弾いて、自分の中で溢れてくる言葉や思いを歌ったので、この曲が一番リアルだと思います。『2025』が5年後の私と5年後のファンのみんなへってタイトルなので、また5年後にこの曲を一緒にライブとかで歌えたらいいな。

Q7:『LOVE/ LIKE / HATE』には3つの心情がありますが、eillさんにとって印象深い心情はありますか?

このタイトルには意味が2つあって、1つ目は「“恋愛的な愛情”と“恋愛ではないけど好きな感情”と“嫌いな感情”」。2つ目は、likeを「〜の様に」として使って「愛は憎しみのように」っていう意味なんです。最初のインスピレーションは、「愛は憎しみのように」だったんですよ。

-今となっては意味に2面性があるというか。それぞれの感情を住み分けて考えてるわけではないんですね。

そうですね。でも、『2025』の歌詞に「愛も痛みも悲しみも全て受け止めたい」って言葉があるんです。このアルバムを聴いてくれる人のいろんな感情を受け止めるよって事で、最終的にはタイトルの意味も自分の中で落ち着きました。

Q8:アルバムでは竹内まりやさんの『夢の続き』をリメイクされていますが、この曲を選ばれた経緯は何でしょうか?

竹内まりやさんの楽曲はずっとカバーしたいなと思っていて。自粛期間に色んな楽曲を聞いていく中で、『夢の続き』の「重い扉の向こうは いつでも青空さ」の部分を聴いた時に、今の状況でこの曲を歌ったたら、より色んな人に響くんじゃないかと思って選びました。

Q9:このアルバムは一人称が全部「私」で、登場人物も「私」「あなた」「君」というのが印象的でした。どの人物にも当てはめることができて、聴き方が広がるなと。

確かに……。前のアルバムはあまり相手がいなかったんですよね。自分がやりたいこと、歌いたいことっていう自我が強くて。だから今回は、初めて最初から向こう側の人に向けて作りました。

-eillさんは楽曲の中の「私」のペルソナをしっかり作られてらっしゃるのかなと思いました。

そうですね、妄想ですけど(笑)。基本的に自分自身か、すごく自分に近い人を歌ってることが多いですね。『SPOTLIGHT』も、私は“弱い自分”が嫌で歌を歌っていて、それで歌詞が「私は私」みたいな強い言葉になっているんです。本当は自分で思えてないことを歌詞にして身に纏うことで、eillが自分の中で完結しているんだと思います。

Q10:どんなジャンルでも大丈夫です。eillさんのこだわりは何かありますか?

楽曲に効果音を入れるのは、デビューの時から毎回やってます。アルバムに1個は必ず効果音を入れるようにしていて。『MAKUAKE』には、家の部屋のカーテンをシャって開ける音が入ってたりとか。今回の『片っぽ』には“ひまわり”という言葉が入っているので、ひまわり畑に音を録りに行きました。

-楽曲のストーリーごとに効果音を入れているんですね。中でも印象的な効果音はありますか?

『SPOTLIGHT』で入れた、歩く音ですかね。駅で、カンカンって足音をあえて響かせて録ってみました。

Q11:最近ハマってることはありますか?

ビーズアクセです。今、韓国でめちゃくちゃ流行ってるじゃないですか。自分でもビーズアクセを友達のプレゼントに作ったりもしてます。今も持ってますよ。イルカさんが付いていたり、結構使い込んじゃってるんですけど(笑)。

-細かいし、色が綺麗ですね!そういえば、eillさんにはパールのイメージがあります。今回のアルバムジャケットもそうですし、インスタでも大粒のパールネックレスを身につけていらっしゃいますよね。ファッションにもそういったこだわりはありますか?

お洋服は着るよりも“買うこと”が好きです(笑)。こないだ買った服は2週間くらい開けてないですね……。買うことで満足しちゃう。1回着たら飽きちゃうんですよね。着回しとか難しくないですか?同じパターンしか浮かばないから……。

-なるほど。韓国のファッションもチェックされていますよね?

めっちゃ大好きです。ブランドだと、OPEN THE DOORとか、すごい好きですね。あとは韓国人の友達がOutXoってブランドをやってて、それがめちゃくちゃ可愛いです。

Q12:オフの日の過ごし方は?

友達とご飯に行ったり、2、3日休みが固まってたら旅行に行ったり。去年は韓国に3ヶ月に1回くらい行きましたね。2日休みあったらもう韓国行く!みたいな。

-韓国のおすすめ教えていただきたいです!

ご飯は韓国料理なら外れがなくて美味しいですよ。特に私が驚いたのは、テジコリという豚の尻尾のお肉。マイナーだから韓国人でもあまり食べに行かないんですって。たまたま連れて行ってもらって、めっちゃ美味しかったです。お買い物は、韓国の友達のブランドを愛用しています。あと、Block Bのジコも通う韓国の美容院で髪を切ってもらったり。現地での生活を体験するのも楽しいです!

 

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Q13:韓国カルチャーの中で何が1番好きですか?

まず、K-POPのBLACKPINKが超大好きで……、こないだのアルバム最高でしたよね。曲もいいし、ビジュアルも最高だし、ダンスも良かったし。KPOPは男性よりも女性アイドルの方が好きですね。TWICE、少女時代、KARAも好きです。

-ちなみに、音楽はKPOP以外も聴きますか?

モータウンとか、昔の曲も全然聴きますよ。あと、韓国でもHip Hopが好きで、Jay Parkとか、そのラインのアーティストも大好きです。

Q14:eillさんから見た、韓国と日本の音楽シーンの違いを教えてください。

韓国のアーティストは韓国のシーンをほぼ見てなくて、世界で売れるためにはどうするかをすごく考えているイメージがあります。日本のアーティストは、いい意味で日本で売れることを考えているイメージがあって、私もそうなんですけど。そこの差は、グローバルかグローバルじゃないかで1つあるかな。韓国では自分の気持ちで曲作ってリリースしてるみたいな子も多くて、自由ですよね。

Q15:Pink Sweat$の「17」やテヨンさんの「#GirlsSpkOut ft.ちゃんみな」の作詞もそうですが、eillさんの評価が国外にも広がっている中で今後の活動をどのように見据えていますか?韓国語を勉強されていたとのことで、韓国進出も視野に入れていたり?

そうですね。韓国のアーティストで好きなラッパーがいて、いつか一緒にやりたいですね。日本では、日本のPOPシーンで自分の名前を聞くように、もっと頑張りたいです。自分の好きな曲もやりつつ、J-POPど真ん中の楽曲もたくさん作っていきたいです。

-バランスをとっていく感じですね。

二面性を凄く大事にしていきたいですね。かっこいい私と全部晒け出す私、男女関係なく色々な人に響いてくれるんじゃないかと。

Q16:音楽制作を始めた時の理想像はありましたか?

当時は歌いたいって気持ちだけだったので、自分で曲を作らなくてもいいと思ってました。最近は、何か自分で思ったことを全部曲にしたくて、曲にして歌わないと消化できないって思っちゃいます。毎回の曲作りは辛いですけど、自分で作った方が感情もこもるし、その方がたくさんの人に届くのかなと思って頑張っています。

-では一気に曲を作るというよりは、日常から何か発見があった時に生まれると言う制作スタイルが近いのですかね?

そうですね。何か1つ降ってきたらバーってできるけど、降ってくるまですごく時間かかるんです。それまでの期間はすごく辛いですが、降りてきたらすぐに作れます。

Q17:普段、ファンの皆さんの反応はチェックしますか?

エゴサしますよ、めっちゃ(笑)。1日で100回くらいします。100回は嘘です、10回くらい(笑)。だから良いコメントも悪いコメントも全部見てます。
「eillちゃんのおかげで〜」とか「eillちゃんの曲に救われて〜」という言葉で私も元気をもらえます。言葉の力って本当にすごいと思います。

Q18:“eill”としての活動を通して伝えたいことはありますか?

『LOVE/ LIKE / HATE』で言うと、このHATEは誰かから受け取るものではなくて、自分から溢れてくる自分へのHATEなんですよ。私も心が折れそうになった時に、「自分の人生は一度きりだし、自分が主人公なんだよ」ってことを私自身が思えてない分、口にするようにしてます。その言葉を言ったり歌ったりすることで強くなれるし、そのおかげでeillになれてるから。それを一人でも多くの悩んでる人たちに届けて、私と同じ気持ちになって欲しいなって思ってます。

-自分とファンの皆様に向けて伝えてるんですね。

性格とか、すごく強く思われるんですよね。「もっとクールでツンっとしてるのかと思いました」もよく言われますが、本当は全然違います。でも、全てを見せないことで自分に自信がついて前に出られるというか。eillっていう被り物じゃないけど、それをパッて羽織った時、eillになることで自分も強くなれる気がします。

Q19:ファンの方々からの共感はeillさんの内面的な想いが重なった結果なのかもしれませんね。

確かに。悩んでる子たちからDMがよく来ますよ。『SPOTLIGHT』がそういう曲だからなのか、「eillちゃんみたいに強くなりたいです」って言葉が必ず入ってるんです。それに対して、私だって弱いよ〜って思っていて。そういう弱さをもっと歌にしたら、皆んなが強くなれる材料になるのかなとか、一つ一つが考えさせられます。

Q20:一番印象的だったファンの方の反応は何ですか?

まだ『MAKUAKE』しか曲が無い頃にラジオの生放送に出演して、送られてきたメッセージの中に「eillちゃんのMAKUAKEを聞いて、思い切って転職して私の人生の幕開けをしようという気持ちになりました」みたいなのがあったんです。私嬉しくて生放送中に泣いちゃって。そんな言葉もらったこともないし、自分の曲が誰かの背中を押したことが奇跡だなと思って。その時の感情は忘れられないし、いつまでも忘れないようにしようと思ってます。

Q21:最後に今後挑戦したいことや展望を教えてください。

今回のアルバムで“eill”の第2章がスタートしたと思っています。より一層、より私自身の心の中を削って、内面的な言葉で曲を書いているイメージがあって。本質をもっと歌っていきたいですね。あと今年は他のアーティストさんの曲をたくさん書いて、自分だけでは出来ないことを経験することが出来ました。NEWSさんに曲を書いた時は、自分の得意なグループ向きの曲がすごく活きたり。もっと、韓国のアイドルの曲も書きたいなと思ってます。TWICEの日本語バージョン、書きたいですね……。

【リリース情報】

「LOVE/LIKE/HATE」 2020.11.04 Release

CD/Digital | DDCB-12368 | 2,300 Yen+Tax
Released by SPACE SHOWER MUSIC

CD | https://ssm.lnk.to/LOVELIKEHATE_CD
Digital | https://ssm.lnk.to/LOVELIKEHATE

「LOVE/LIKE/HATE」特設ページ

https://eill.info/lovelikehate

【イベント情報】

「LOVE/LIKE/HATE」CD 購入者特典/リリース記念パネル展開催

・CD 購入者特典| タワーレコード渋谷店で「LOVE/LIKE/HATE」をご購入頂いたお客様へ先着でサイン入りポスタ
ープレゼント。 *特典ポスターは無くなり次第終了となります。
・リリース記念パネル展| タワーレコード新宿店にて「LOVE/LIKE/HATE」のリリースを記念してパネル展開催決定!さらに展示したパネルをタワーレコード新宿店にて「LOVE/LIKE/HATE」をご購入いただいたお客様に、抽選でeill 本人のサインを入れてプレゼント。パネル展示期間 2020年11月02日(月)~2020年11月16日(月) *都合により変更になる場合がございます。予めご了承ください。

「eill Live Tour 2020」振替公演

日 程 | 2020年11月21日(土)
会 場 | 恵比寿 LIQUIDROOM [SOLD OUT!] 開場/開演 | 17:00/18:00
お問い合わせ| キョードー東京 [0570-550-799] 11月21日(土)開催の恵比寿 LIQUIDROOM 収録映像をスカパー!オンデマンドで配信決定。

「eill Live Tour 2020 at LIQUIDROOM」

日 程 | 2020年12月12日(土)20:00
チケット販売価格| 2,200 円(税込)
チケット申込 URL| https://vod.skyperfectv.co.jp/feature/eill
配信期間 | 2020年12月12日(土)20:00〜2020年12月19日(土)23:59
販売期間 | 2020年11月04日(水)12:00〜2020年12月19日(土)22:00

【出演情報】

11月17日(火)に YouTube LIVE 番組「WONDER WHEEL」

ミニライブとトーク、更に番組と連動した CD・グッズ販売や talkport アプリによるオンライン特典会も同時に開催。
M C | サイプレス上野と奥津マリリ(フィロソフィーのダンス)
対象商品| 11月04日(水)リリースのミニアルバム「LOVE/LIKE/HATE」
販売期間| 11月02日(月)22:00〜11月15日(日)23:59
特典内容| 1購入者全員に eill スペシャルフォトカード特典

*CD 一枚購入ごとに eill スペシャル・フォトカード (数種類)の中からランダムで一枚プレゼント(11月17日
(火)以降順次発送となります)2購入者の中から抽選10名様に eill 本人とのオンライントーク特典(一名一分)
(生トークは11月17日(火)20:30頃を予定/当選者には11月16日(月)22:00頃に当選メール届きます。また talkport アプリにも通話枠が反映されます)

【eill】

東京出身。SOUL/R&B/K-POP をルーツに持つシンガーソングライター。
15歳から Jazz Bar で歌い始め、同時に PC で作曲も始める。2018年6月、デビューシングル「MAKUAKE」に続き、10月にミニアルバム「MAKUAKE」を発表。2019年11月に発売の1st AL「SPOTLIGHT」が TOWER RECORDS「タワレコメン」に選出されたほか、収録曲「SPOTLIGHT」が全国30局以上の放送局でパワープレイとなり、ラジオ・オンエアチャート二週連続一位となった。Music Video も SSTV「POWER PUSH!」、M-ON!「Recommend」に選出されるなどファースト・アルバムとして異例なほど話題を集めた。また、NEWS、テヨン(ex 少女時代)、EXID 等に楽曲を提供しているほか、SKY-HI、m-flo、さなり、フィラデルフィア出身の R&B シンガーPINK SWEAT$など国内外アーティストへの客演も行い、新世代を代表するアーティストとしてを各所より注目集めている。

11月にリリースとなる「LOVE/LIKE/HATE」には、5月発売された「FAKE LOVE/」、7月から放送されたテレビ東京ほかドラマ25「女子グルメバーガー部」主題歌「踊らせないで」、10月19日から放送されるフジテレビ「あの子が生まれる・・・」の主題歌「Night D」などが収録される。