常夏のタイ・バンコク。お寺や象などどこかエキゾチックなステレオタイプが強く持たれがちだが、実は東南アジアをリードする流行の発信地でもある。写真を撮るのが大好きなタイ人にとって、SNSにセルフィーを載せるのは当たり前。「これからどこへ行くんだろう」と思わざるを得ないほどドレスアップして、インスタ映えするカフェやスポットで写真を撮るのがタイ人の日常になっている。タイ人にとって、ファッションは自分をさらに良く見せる道具の1つなのだ、と日本以上に感じる。現地で流行しているトレンドを、タイ在住の著者が探る。

流行の発信地サイアム

バンコクの流行は、「バンコクの原宿」と呼ばれているサイアムエリアが中心となって広がっている。サイアム駅の南側一帯に広がるSiam Square(サイアムスクエア)には人気ブランドの路面店や数百円でファッションアイテムが購入できるマーケット、行列が絶えないカフェが所狭しと並ぶ。SIXTY PERCENTで扱うバンコク発ブランドが購入できるセレクトショップ、UNFOUND PROJECTSもここに店舗がある。

 

サイアムエリアについてはこちら

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空前の韓国ブーム

バンコクでは日本と同様、数年前から韓国ブームが止まらない。メンバーの1人であるLISAがタイ人ということもあり、BLACKPINKをはじめとするアーティストはもちろん、ファッションも韓国の影響を大きく受けている。

ここ数年バンコクでもよく見かけるのがバケットハット。韓国から流行に火が付いたアイテムだ。ストリートファッションに合わせるというイメージが強かったが、バンコクでは韓国と同様、男女問わず様々なスタイルに合わせて被る人が多い。

 

バンコク発のストリートブランドMADWORKS CLOTHING(マッドワークス クロージング)からも展開されている。

【商品説明】

ブランド:MADWORKS CLOTHING(マッドワークス クロージング)

アイテム:オールブラックス バケットハット / ALL BLACX BUCKET HAT

価格:¥7,150

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– MADWORKS CLOTHING(マッドワークスクロージング)とは?

タイ・バンコク発のストリートウェアブランド。日本を含めた3ヵ国で展開をしており、アメリカンストリートとバンコクらしいDOPEなビジュアルを用いたアイテム展開がアジアを中心に人気を集めている。有名ブランドのパロディーやアニメのキャラクターをプリントしたユーモラスなデザインが人気。

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MADWORKS CLOTHING(マッドワークスクロージング)デザイナー、Natthaponへのインタビューはこちらから

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タイトめなドレスでラインを強調

比較的ゆるめに着るストリートファッションが流行している一方で、体のラインが見えるようなファッションもかなり多く見かける。タイ人女性のファッションは基本的に日本人よりゴージャス。日本人から見たら少々too muchに見えるほどアクセサリーを付けたり、肌を出したりといったことに抵抗がない。暑い国ならではの特徴かもしれない。

https://www.instagram.com/p/Bzo5_HhHwVe/

【商品説明】

ブランド:SIX P.M.(シックスピーエム)

アイテム:フレンチテリードレス/ FRENCH TERRY DRESS

価格:¥35,409

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– SIX P.M.(シックスピーエム)とは?

2010年にタイでChanchai Suwannachayaというデザイナーによってローンチされたブランド。ブランド名のSIX P.M.(シックスピーエム)はアフターシックスを表しており、仕事中や普段も着用できるオンタイムウエアとしても着用可能なアイテムにディテールを加えることで、仕事終わりにそのまま遊びに行けるような気軽さとファッショナブルなセンスを味わえるようになっている。

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個性の出るカラフルなエコバッグ

2020年1月1日から、タイではスーパーやコンビニでのプラスチックバッグ配布が有料となった。それに伴ってか、街中ではエコバッグをメインに使う人が増えてきた。タイの大学生は制服での登校が義務付けられているが、カラフルなエコバッグでおしゃれを楽しむ学生も多い。

https://www.instagram.com/p/CIpEc8dnJAG/

 

エコバッグ特集はこちらから

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マスクはおしゃれアイテムへと進化

https://www.pomelofashion.com/th/en/masks/35512-reusable-2-pieces-floral-face-mask-set-multi-color.html

タイに住んでいて本当に感心するのが、マイナスをプラスにする対応が早いということだ。今年は世界中がコロナウイルスの流行に苦しんだ。タイももちろん例外ではない。マスクの着用が声高に叫ばれる中、タイではいち早くマスクをおしゃれアイテムへと昇華させた。何より驚いたのは、服と同じ生地のマスクがセットで販売され始めたことだ。どうせ何かをするなら楽しい方が良い、というタイ人の性格が表れているように思う。

https://www.instagram.com/p/CFb7FqrnSZL/

また街中では、メンズ向けのシンプルなTシャツやポロシャツなどを扱うGQ(ジーキュー)のストラップ付きマスクを使う人が続出。一時は入手困難となった。

バンコク発のストリートブランドVANORN BANGKOK (バノンバンコク)からも、3種類のストラップ・マスク・マスクケースのセットが登場。その日のコーディネートに合わせてファッション感覚でマスクを楽しめる優れモノだ。

【商品説明】

ブランド:VANORN BANGKOK (バノンバンコク)

アイテム:ニューノーマルマスク Aセット / NEW NORMAL MASK – A SET

価格:¥5,940

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VANORN BANGKOK (バノンバンコク)とは?

2017年にタイの首都バンコクで誕生したストリートブランド。SIXTYPERCENTを含め世界6店舗のみで販売を行う。シンプルかつタイらしいカラフルなカラーのボディを用いたアイテムが人気。

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日々新しい流行が生まれるタイ・バンコク。東京よりも遥かにインターナショナルなこの街では、様々なスタイルの人がいる。周りの目を気にすることなくおしゃれを楽しむ人が多いように感じる。毎日の暑さが人々をオープンにさせているのかもしれない。今後もバンコクで生まれる新たな流行に注目していきたい。

 


タイの流行をもっと知る

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