ファッション業界、特に雑誌編集者を志すものは一度や二度は見た事があるはずの映画『プラダを着た悪魔』。
主人公のアン・ハサウェイ演じるアンディが、冷酷な上司ミランダの下で奮闘をする姿が描かれている。
さて、この上司ミランダのモデルとなった人物が、USA版VOGUEの編集長アナ・ウィンターである事は有名な話だ。
考えるまでもなく、映画同様彼女はファッション業界の重鎮（ドン）であり、彼女のアシスタントになることを夢見る人は星の数ほどいるはずだ。もしかしたら、今この記事を読んでいるあなたもその一人かもしれない。
そこで、アナ・ウィンターの数々の名言の中から、彼女の求める“理想の人材像”に必要な条件を探った。
「一体、どうしたらアナ・ウィンターが雇いたいと思う人間になれるのだろう？」
一度でもVOGUEで働いてみたいと考えた事がある人は必見、アナが求める人材になるために必要な８つのポイントは以下のものである。
1.教養
“I really think you have to go out and see things – screenings, theatre, exhibitions.”
（外に出て、あらゆるものを見るべきよ。映画をみたり、劇場や展示会に足を運んだりしてね。）
2.自信
“Even if you aren’t sure of yourself pretend that you are, because it makes it clearer for eceryone else”
（たとえあなたが自分自身に自信がなかったとしても、自信があるふりをしなさい。でないと、周りの人はすぐ気がついてしまうわよ。）
3.見解
“I look for strong people. I don’t like people who’ll say yes to everything I might bring up. I want people who can argue and disagree and have a point of view.”
（私は強い人間が好きなの。私が言う事全てにイエスと答える人は好きではないわ。私は、異議を唱えたり反対することができるような、自分の見解を持っている人間を求めているの。）
4.スタイル
“Create your own style…Let it be unique for yourself and yet identifiable for others.”
（あなた自信のスタイルを築いて……個性的であり、人にあまりわかられすぎないようなスタイルを。）
5.強いエネルギー
“I like having young assistants in my office ; they have energy”
（私は若いアシスタントの子にオフィスにいてもらうのが好きなの、彼らはエネルギッシュだわ。）
6.野心
“I’m very good at delegating – people work much better when they have a real sense of responsibility.”
（私はとても部下に決定権を与えることが得意なの。人は本当に責任感を持つと、よりよく働くものなのよ。）
7.カラー
“［I’d never wear］head-to-toe-black.”
（私は 絶対 オールブラックコーディネートは着ないの。）
8.コミュニケーション能力
“In today’s world, you have to interact. You can’t be some difficult, shy person who is not able to look somebody in the face ; you have to present yourself.”
（今のご時世、あなたは人と関わらなければならないの。相手の顔もまともに見れないような、気難しいシャイな人なんかではいられないのよ。自分自身を相手にアピールしなきゃ。）
思い出してほしい、アナ・ウィンターがモデルとなったキャラクター、ミランダが何故アンディを雇ったのか。アンディは、この8つの条件を実はクリアしてはいないだろうか。
仕事上、第一アシスタントであったエミリーのような、ファッションの知識は必要だし、彼女のように自分の外見に対する向上心も時には必要だろう。しかし問題は外身だけでなく、内なるものなのである。
TEXT:ANAIS
Sourse: http://www.whowhatwear.com/how-to-get-vogue-job-anna-wintour-qualities/slide9
