POSTED ON 2021年6月30日 1 MINUTE READ BY Ayaka Yoshimura
48もの国と45億もの人々が行き交う“アジア”。雑多な都市部やアンダーグラウンドな路地裏、未体験のカルチャーが数多あるアジアンストリートと、模索・挑戦を繰り返すU25の初期衝動が出会う(ミーツする)連載企画。U25の若き才能達が新たなカルチャーに出会う瞬を捉える。
第8回目はダンサーのReiNaが登場。ダンスチームROYALBRATSでのDリーグ参加やNCT U「Make a Wish(Birthday Song)」の振り付けなど、世界的に活躍する20歳に迫る。
-ヤングミーツアジアにちなんで、ReiNaさんのアジアとの最初の出会いは?
高校1年生の時、中国にワークショップに行ったことですね。そこから韓国やタイ、フィリピンを回りました。
-その時の印象は?
まず単純に日本とは違うなって。ダンスってコミュニケーションをとるものなので、言葉や雰囲気、文化、全てが刺激的でした。1つ1つの言動にカルチャーショックを受けましたね。
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-そこからアジアの印象の変化は変わった?
アメリカやヨーロッパに行く機会も増えて、よく言われるのが「アジアって僕たちとは違うエネルギーがあるよね」ということ。日本特有の上品さを私もアジア以外に行くようになってから感じることが多くなりました。アジアって他の大陸には無い文化が沢山あって、それがスパイスになっているのかなって。
-ダンスにもそのアジア特有のスパイスが現れるんですね。
そうですね。それに日本は基礎から徹底的に学ぶことが多いので、基本的にみんなダンサーの技術が高いんですよ。それに比べて、アメリカは表現としてのダンスを学ぶことが、スキルを超える表現力を持っているというか。そういう国の雰囲気がダンスにも現れていますね。表現で個性を出していけるかが日本にも必要で、わたしも下の子たちにその大切さを教えていきたいですね。
-今年20歳のReiNaさんですが、5年後の理想像はありますか?
海外に沢山行きたいけど、そこに染まりたくは無いですね。アジアや日本ブランドを大切にして、日本ならではの魅力を伝えて行きたいです。日本のダンスシーンを盛り上げて、世界で唯一無二のダンサーになりたいです。
-逆に5年前に理想の20歳像はありましたか?
それこそ15歳の頃に地元のダンススクールの先生に理想像を聞かれて「世界で活躍するダンサーになりたい」って言っていました。今こういう状況だけど、世界各国にも行くことができたので有言実行できたかなと思っています。
-今のReiNaさんを形成する経験は?
私が海外の人に認知されるきっかけとなったのが、シンガポールでのフリースタイルバトルなんです。初めての海外のバトルで優勝することができて。その映像がYouTubeで広まったんです。世界に自分の存在を知ってもらえたきっかけでもあります。
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-自分の原点だと思う作品はある?
RIEHATAさんのダンスです。小学3年生の時にRIEHATAさんの映像を見て衝撃を受けて、こんなかっこいい人いるんだって。それがきっかけでダンスにハマりました。小学校の卒業アルバムでもりえさんのことを書きました(笑)。
-小学校3年生の時に憧れたRIEHATAさんと今一緒に活動されていますよね。これもまた1つ夢が実現しているのでは?
そうですよね!昔の自分に言ったら信じてもらえないと思います(笑)。それくらい凄い、憧れの存在です。DリーグもRIEHATAさんとメンバーと共に勝ち取って行きたいです!
Photographer:Nobuoka Asami
Hair&Make:Ikeda Nao
Interview&Text:Yoshimura Ayaka
【着用アイテム】
Tops
21サマーペプシTシャツ/paragraph21SummerPepsiT-shirt10color
Bottoms
【ReiNa】
2001年生まれ、東京都出身。5歳でダンスを始め、現在はavex ROYALBRATSなどのダンスチームに所属するほか、フランスのCriminalz Crewにアジア人として初めて加入。振付師として活躍する傍ら、国内外のアーティストのライブやMVにもダンサーとして出演。