イギリスのスパイアクション映画『kingsman(キングスマン)』の最新作『Kingsman:The Golden Circle(キングスマン:ゴールデン・サークル)』が公開された。

2014年に『Kingsman:The Secret Service(キングスマン:シークレット・サービス)』が公開された際には、ポーター氏が販売しているメンズラインが着用されていた。

続編が公開された今、そこで使用された香水に注目が集まっている。

Kingsman TGC(キングスマンTGC)

出典:https://static01.nyt.com/images/2017/09/19/fashion/20kingsman-D/20kingsman-D-master180.jpg

『KingsmanTGC』(キングスマンTGC)とはその香りの名前で、新作のサブタイトル‘The Golden Circle’とその悪党組織の名前の両方を意味している。

その映画の監督であり、同プロデューサー兼同脚本家でもあるマシュー・ヴォーン氏は、「その制作には、代理人の一人として、彼の命を守るための爆弾を高質のアフターシェーブローションとして使用しているハリー・ハートのストーリーが必要だった。」と語る。

彼は急遽そのストーリーを追加したが、そのボトルはコリン・ファースが映画のシーンの中で使っている時のみ爆弾のように作動するのである。

映画製作者は『perfumer’s story(パヒューマーズストーリー)』の『azzi glasser(アッジ・グラッサー)※トム・ハーディ―とジョニーデップなどのセレブたちが特注した香りを作ったイギリスの香水メーカー』とコラボレーションした。

「私たちはお互いによく知っていたから、イギリスで特別なものをつくることができたんだよ。」(とヴォーン氏は話す。

コリン・ファースが使用していたその香りって?

『キングスマンTGC』は、自身の香水が映画で使用されたのは、グラッサー氏にとって初めてのことだった。

「私は、役者たちが役になりきるためにマシューが指示する全ての方法を知りたかったの。それがどんなに些細なことでもね。なぜなら、一度その情報を知り、その役を見ることが生きて物語を伝えるための香りをもたらす成分となるから。」

またグラッサー氏は、「私はセクシーで高級感のある香りを求めていたの。だからインドの多年草のべチバー(土の香りに少し甘さが加わったコクのある重圧な香り)が80種類の香料の中で一番だった。

アールグレイもメインの成分で、バーボンとラムも入っているわ。そしてカカオは強力な香木の香りを和らげてくれるのよ。」とその香りの構成についても述べている。

キングスマンのブランド効果は?

£95(約1,4250円)で販売されている30mlのその香水は、ポーター氏により、ロンドンのセントジェームスエリアにある期間限定ショップにて9月7日に登場し、その後、ハロッズやグラッサー氏のウェブサイトにて取り扱われた。

彼女は11月に150mlの商品も£195(約29,250円)で追加販売するつもりである。

負けず劣らず、腹黒い吸血鬼ポピー・レインを演じるジュリアン・ムーアは、ゴールデン・サークルという見出しでキングスマン化粧品(ポピーレインという名の明るい色の口紅と、ヴォーン氏の妻であるドイツ人スーパーモデルのクラウディア・シファー氏がオンラインで販売しているキングスマンという名のマニキュア)を使用している。

そしてポーター氏は、7シーズン目のキングスマンのクローズラインとして、現在スマートスーツやスニーカー、レトロなランプシェードなど95点ものコレクションを売り出している。

続編の中で使用されているもう一つのキングスマンブランド『Tag heuer connected smartwatch(交換可能電池とオレンジのストラップ付き、約465,000円)』は、オンラインや期間限定ショップでも購入可能。

また映画で見られる黒襟でオレンジ色のタキシード(約19,4250円)は、わずか数日で完売した。(今後再発注される予定)

ヴォーン氏よれば、ディオールを30年着用した後、キングスマンの香水のためにそれを捨て去ったと語る。

映画の内容を楽しむことはもちろん、出演者たちが使用しているものに注目して観ると、また違った楽しみ方となるかもしれない。