今、ラグジュアリーブランドにとって中国人顧客の存在は大きい。
高級品専門家の調査によると、グッチ、フェラガモなど高級ブランドの売上げの約30%が中国人によるものだと言われており、中でもバーバリーはなんと40%を占めている。
中国経済の低迷後の今現在なお、中国人はブランド志向が高く海外で買い物を続けている。
消費者層は若者が多く、彼らは洗練され、教養も高く、インターネットにも強い。
ヨーロッパでのテロなどの影響で一時外国人旅行客は減ったが、今中国人旅行客は回復傾向にあり、ヨーロッパの中でも特にイギリスを訪れる人々は多い。
23歳のスチュワーデスの中国人女性は「今、バーバリーやセリーヌがかっこいいと思う」と、ドーバーストリートマーケットで語った。
ロンドンのシュプリームで買い物をしていたティーンエージャーの3人の中国人男女は、学校の休みの時を狙ってきており、ハロッズやセルフリッジズなどのデパートめぐりをするという。
ロンドン、パリ、ミラノなども人気だが、新しい人気のショッピングスポットとして注目されているのは、スペインのバルセロナだ。
アパレル関係者は、以前は本当に裕福な中国人がブランドを買いにきたが、現在は中産階級の人々も目立つという。
これはソーシャルメディアの発達で多くの人々がファッションブランドに関心を持つようになったからと分析する。
今後中国消費者の洗練された購買意欲は強まるばかりだ。