イタリアのファッションブランド、Dolce & Gabbana(ドルチェ&ガッバーナ)はアラブシチリアの豊かさからインスパイア―を受けた2つの新しいフレグランスを発表し、ベルベットコレクションに仲間入りした。

新しい香りは”Amber Skin”と”Amber Sun”と名付けられ、東と西の出会いを祝うというアンバーアコードの現代的な解釈である。

個人的に記憶を辿ってみると、ドルチェ&ガッバーナの創始者であるDomenico Dolce(ドメニコ・ドルチェ)とStefano Gabbana(ステファノ・ガッバーナ)はベルベットコレクション発売以来東と西の刺激的な香りをブレンドしてきた。

“Tender Oud”、”Desert Oud”、”Ginestra”、”love”、”Desire”に続き、コレクションには女性用の”Amber Skin”、男性用の”Amber Sun”が加わった。

女性用の”Amber Skin”には、香水職人のChristophe Raynaud(クリストフ・レノード)が地中海からの原料とアラビアからのスイートバルサムを使用しフローラルの魅力的な香りを作りだした。

ラベンダーエッセンスとラブダナム精油が調和したイタリアのベルガモットの香りがいっぱいに広がり、その後はアイリス、オポポナックス、ミルラと香りが変化する。

男性用の”Amber Sun”はFrank Voelkl(フランク・ボルク)が手掛け、上品で贅沢な樹木のようなオリエンタルな香りとなっている。

こちらはまったりとしたサンダルウッドの香りと調和しイランイラン、バニラ、シスタスラブダナムの香りを含み、ベースとなる香りはアンバーウッズ、パチョリ、ウードアコードと続く。

これら2つの新しいベルベットコレクションフレグランスは11月からの発売で、値段は50mlで286.69ユーロ(日本円にして約38,000円)からである。