【21Questions】21歳のAyumu Imazuが切り開く、新たなグローバルアーティスト像。「自分というブランドを、世界にアピールしたい」

21歳にして、アメリカと日本を拠点に活躍するネクストポップアイコンのAyumu Imazu。作詞・作曲・コレオグラフを自身で手掛ける多才な彼は、普段どんなことを考えて生きているのだろうか?

クールなアーティスト像としてのAyumu Imazuだけでなく、飾らない等身大の姿を21の質問から感じ取ってほしい。

 

Q1.ご自身の性格を一言で表すとなんですか?

オープンで、あえて言うなら真面目です。何事にも挑戦していくのが好きなタイプなので、どんな人に対してもオープンに接することができているかな、と思います。あとは、昔からずっと歌・ダンスは練習をしているので、好きなことに対しては真面目な性格が出ていますね。

Q2.幼少期はどんなお子さんでしたか?

とてもヤンチャだったかもしれないです。賑やかなタイプでした。

Q3.音楽に興味をもったきっかけはなんですか?

6歳からダンスを始めたので、洋楽やダンスミュージックが身近にありました。自分で音楽を作ろうと思ったのは、14歳でニューヨークに行ってからがきっかけです。

 

Q4.NYに約3年間アーティスト留学されていましたよね、どんな経験が印象に残っていますか?

 アポロシアターでパフォーマンスした時のことです。留学して1年目でオーディションに挑戦したんですが、すごく緊張しました。今はライブ前に食べ物や体調を気にかけるようなルーティーンがあるんですが、当時はそれもなく。本当に緊張しましたし、その分印象深いです。

Q5.デビューしてから、心境に変化はありましたか?

デビュー前は試行錯誤しながら自分のアーティスト性を模索していたのですが、デビューしてからはもっと明確に自分が目指すべき方向性やヴィジョンに対する気持ちが強くなりました。

今はAyumu Imazuというブランドをどうやって世界にアピールするか、すごく考えています。

 

 

Q6.作詞作曲を自分で手掛けられていますが、日常で意識していることやインスピレーションの源はなんですか?

全部です。特に僕は季節の変わり目になるとエモーショナルな気持ちになることが多いんです。新しい季節を感じて新鮮な気持ちになったり、逆に1年前の出来事を思い出したりします。そういう時は曲作りもよく進みます。

Q7.ダンスも踊るだけでなく振り付けまで作っていますよね、Ayumuさんが思うダンスの魅力や楽しさはなんですか?

やっぱり音楽があってこそのダンスなので、音に乗せて体を動かす。それが一番だと考えています!

Q8.これまで発表してきた表題曲は全部イメージが全然違いますよね!新曲「破片」はこれまでに比べて少し落ち着いた大人な雰囲気のように感じます。どんなイメージで制作されたのですか?

「破片」は、1年前くらいに弾き語りで作って、SNSにサビだけ投稿しました。恋愛と人間関係のことを歌詞にしたのですが、リリースに向けて自分でも完璧と思えるところまでもう一度歌詞を書き直しました。

MVも松本花奈監督を中心に、キャストで出てくださった秋田汐梨さんや吉村界人さんの力も借りて多くの人が共感できる作品になったと思います。

MVやジャケットのモチーフである「アスター」という花も、赤い色は「変化」青い色は「信頼しているけれど心配」という花言葉があるんです。そういう細かい部分や意味までこだわって出来た作品ですし、自分の中でも思い入れのある、大切な曲になりました。

Q9.普段はどんなジャンルの曲を好んで聞いていますか?

洋楽が多いです。最近は特にバンドサウンドの楽曲にハマっています。

–おすすめのバンドはありますか?

COINというバンドです。エッジの効いた特殊なサウンドが気に入っています。

 

Q10.ご自分の曲はよく聞きますか?

時々聞くことはあります。要所要所で聞き返すようにしていて、特にインディーズ時代の曲とかは、聞いていると「こうしたらよかったな」とか改善したい点が気になってしまうこともあります……。

Q11.ちなみにファッションはどんなスタイルが好きですか?

最近は「着飾らない」がテーマです。カジュアルな感じが今の自分らしいかなと思います。色もカーキとかベージュとかナチュラルで落ち着いた色が多いです。

Q12.どんなジャンルでも結構です。これだけは譲れないこだわりを教えてください。

 起きたら水をコップ1杯飲むことです。

あとは、腕時計を右につけること。右利きですし、楽器を弾くときとかも少し不便ですが、いつの間にかこだわりになっています。

 

Q13.地元は大阪ですよね!地元に対する思いはいかがですか? 

つい先日、「尼フェス」というイベントで大阪に帰りました。留学するまで14年間育った場所なので、懐かしさとともに、自分が成長した実感も湧いて不思議な気持ちになりました。

Q14.今回の曲はTikTok先行で配信していましたよね。SNSの使い方に工夫や信念はありますか?

歌やダンスの動画で、多くの人に興味を持っていただけたらな、と思っています。Instagramでは好きな系統のファッションや景色の画像をよくアップしているので、自分の価値観や世界観などパーソナルな部分もお見せできているかなと思います。

 

Q.15刺激を受ける同世代のアーティストはいますか?

yonkeyくん。これまでも何度か楽曲を一緒に制作しているのですが、センスもスキルも同世代でこんな人すごい人がいるんだ!と思います。お互いにリスペクトしている関係です。

 

Q.16海外でも活躍されていますが、アジア人ということを意識する場面もあるかと思います。日本で暮らしていた時とどんな感覚の違いがありましたか?

結構違いは大きかったです。ニューヨークは様々な人種の方が集まる場所ですが、「アジア人」というカテゴリーで括られることも多かったです。

日本に住んでいる時は自分が日本人だと実感する機会はほとんどなかったのですが、海外に住んだことで自分が周りからどう見られているのかを改めて意識するようになりました。

Q17.休みの日のリラックス方法を教えてください

友達と服を見に行ったりします。あと、趣味のアクティビティが卓球です。いつも一緒に卓球しに行く友達がいるのですが、その子とアミューズメント施設で1時間みっちり本気で勝負しています(笑)。

 

Q18.自分の中で変わらない「軸」を教えてください

音楽やアーティスト像に対する「情熱」は変えたくないですね。むしろ、もっと情熱を持っていきたい。楽曲や話す内容、普段の生活にもその情熱を活かしていきたいです。

Q19.まだAyumu Imazuを知らない方に勧めるとしたらどの曲にしますか?

うわぁ〜!なんだろう。「Light Up」だと思います。すごくいいバランスでできていると思います。

ポップでキャッチーでありながら、ファンクなどを意識した洋楽らしいベースの音色にもこだわりました。歌詞も英語と日本語が半分ずつくらいですし、Ayumu Imazuの名刺となる1曲としてお勧めしたいです。

Q20.印象的だったファンからの反応を教えてください

尼フェスでは2、3年ぶりに関西で皆さんの前に立てたのですごく嬉しかったです。

声は出せなかったのですが、みんな踊ったり、拍手がわりの音が出るアイテムで反応してくれたりしました。ダンサーズイベントだったので、ダンサブルな楽曲をメインにパフォーマンスしたのですが、見にきていたキッズとかもみんな踊ってくれていたのが印象的です。ダンスや楽曲の持つ力を改めて感じました。

Q21.これからどんなアーティストに成長していきたいですか、展望を教えてください

グローバルに活躍する、ソロアーティストとして成長していきたいです。昔からずっと変わらない目標なので、これからも突き進んでいきたいです。

 

 

Photographer:IKKI FUKUDA
Stylist:Araki Daisuke
Hair&Make:ITATSU
Interview&Text:Tajima Ryoko

着用アイテム
JACKET:P.A.M.(Perks and Mini)

【Ayumu Imazu】

2000年5月12日生まれ、大阪府出身。2019年3月よりダンスパフォーマンスを交えたカバー動画をYouTube公開し、Bruno Mars「Finesse」のカバー動画は約100万再生を記録。2020年9月に2nd EP「Waves」をリリースし、iTunesチャートは最高11位にランクイン。2021年8月に「Juice」でメジャーデビュー後、9月30日にはTVアニメ『SCARLET NEXUS』第二クルーエンディングテーマを「Stranger」で担当。