ニューヨークの街は、ホリデー・シーズンを迎え、街中が眩しいほどイルミネーションで輝きだした。

観光客が増すこのホリデー・シーズンに日本からも多くの観光客を迎える中、日本との文化や環境、そして考え方の違いを紹介したい。

『移民から出来たアメリカ』で最も多様性に富むニューヨークならではの常識やルールを、理解する事はすごく大切でニューヨークをより楽しむキーとなる。

http://blog.manhattantourandtravel.com/tag/holidays-in-new-york/

1- Don’t judge a book by its cover. 人を見かけで判断しない

Don’t judge a book by its cover.とは、本をカバーで判断しない=人を見かけで判断しない。

多民族国家であるアメリカでは、就職の際の履歴書に写真や年齢を記入しない。

それほど差別や偏見を失礼と見なす。

例えば、外国人なら皆英語を話すわけではない。

Excuse me…(すみません。)と英語で話し掛けた後、相手が他の国の言葉を話していたら、Can you speak English?(英語を話す能力がありますか?)と聞くより、Do you speak English? (英語を話しますか?)と尋ねてみよう。

特に英語の正しさを気にして話す事は必要ないが、英語のニュアンスで失礼にあたる言い方もあることを覚えておいて欲しい。

他にも、「どこから来たの?」と言う際も、Where are you from?で英語的には正解である。

しかしAre you originally from NY? (元々NYの出身?)と聞くのが無難である。

なぜなら『人を見かけで判断する人』=『教養がない』=『失礼』と見なされることがある。

他にも男性の友達にDo you have a girl friend?(彼女はいるの?)などと聞くと、たまに気分を悪くさせる。

といものニューヨークはゲイも多く、性別で相手を決めつけてはならないのだ。

そのため、Are you seeing anyone? 誰か付き合っている人はいるの?などと聞くとあなたがゲイの人々をリスペクトしていると感じられるのだ。

2- Watch out! 交通事故に気を付けて

ニューヨークは人と車に溢れて、四六時中交通事故を目撃する。

ただ、人が多すぎて車のスピードはそんなに出ていないため、死亡事故よりも車と車/自転車/歩行者がぶつかる事故が多い。

ニューヨークで残念なことに、事故現場や路上での怒鳴り合いを見ることは多々ある。

一番興味深かったのは、事故を起こすとまず警察に連絡するのではなく、多くの人が証拠用に携帯で写真や動画を撮るのだ。

なぜなら、事故を起こして嘘をつかれたり、向こうが悪いと思っても、逃げられてしまう事が多い。

そのため事故があった場合は道路の真ん中でも、まずナンバープレートなどの写真を撮り、その事故を目撃者の確保をお勧めする。

そしてその後、もちろんすぐに警察(911)に電話をして欲しい。

3- 間違っている事はしっかり訂正する

商品タグの価格や、交通機関の標識がたまに間違っている事があるため、すべてを信じ過ぎない方が良い。

「セールって書いてあったけど。」と言うと、「それは先週までで終わったセールの札を店員が外し忘れだね。」と言われたり、商品の場所を店員に訪ねても、「分からない。」と言われることもよくある。

そのため、買い物する際は大体いくら自分が購入するのかを簡単に計算しておくと良い。

ニューヨークでは、消費税が8.875%。

110ドル以下の衣料品は非課税。 (一着110ドルを超えると課税となる事も知っておこう。)

現金で払う場合は、御釣りも確認して、間違えを見つけたら、必ず訂正してもらおう。

*レストランで食事をする場合、美容院に行く際は必ず、チップを20%渡せば、問題はない。

(チップは税抜きの20%。しかし、サービスが酷くチップを払いたくないときは、理由をしっかり伝えてお店を出よう。)

https://www.cntraveler.com/galleries/2015-12-03/the-10-best-holiday-window-displays-in-the-world

4- ショッピングを楽しむには

この時期のショッピングと言えば、11/24のBlack Friday!

多くのお店がビッグセールのため、朝7-8時頃からお店やデパートをオープンするため、朝一で行くことをお勧めする。

他にも、Marc Jacobsが最高85%割引、 あのBulgariは最高75%割引のサンプル・セールも11月に行わてれいる。

ニューヨークで欠かせない、無料アプリ(pulsd)でセール/イベント情報をいち早くチェックしよう。

https://pulsd.com/new-york

5- 自己責任の国

アメリカは自己責任の国とよく言われるが、特にニューヨークでは、知識がないと損をする事が多い。

特に、タクシーやお店ではしっかりとお会計の際に自分でも事前に計算しておく必要がある。

間違えを見つけたら、訂正して、時には真剣に怒ることも必要となる。

治安に関して言えば、夜でも人通りが多いため比較的、安全である。

しかし、大通りから一本入ると危険地域だったり、地下鉄でもホームレスを見ることも多い。

そして何か、盗まれたり、怖い思いをして警察に言っても、人が死なない限り、若しくは訴えない限り警察はあまり動いてくれない。

そう、『日本だったら……』が全く通じないため、期待をすると裏切られることが多々ある。

ただ眠らない街ニューヨークで、出来ない事はないため、何年住んでも刺激的で飽きない。

しかし、自分を守るのも自分を幸せにするのも、すべて自分次第。