安井謙太郎に聞く21Questions前編。「ライブハウスは、お客さんとの心の距離も近い」

7人組グループ「7ORDER(セブンオーダー)」でリーダーとして活躍する安井謙太郎に21問のインタビュー。
自らの手でプロジェクトを進めていくことの楽しさと難しさ、メンバーとの関係値、若い世代に送るメッセージなど、大人になった今だからこそ語れる彼の思想に迫る。

 

Q1.自己紹介をお願いします

安井謙太郎、31歳独身です。普段は7ORDERという、バンドとダンスを両方やるグループでリーダーとして活動しつつ、個人でもお芝居などいろんなことをさせてもらっています。

Q2.幼少期はどんなお子さんでしたか?

1人っ子だったからか、レゴブロックや人形遊びが好きでした。自分で設定やストーリーを考えてものを動かしていくのは、今の仕事にも通じているかもしれないですね。

あと、このお仕事を始めたときに母が言っていたのですが、「おかあさんといっしょ」がすごく好きだったみたいです。歌のおにいさんが扇子を使う曲があったら、自分も用意して同じタイミングで歌って踊って、失敗したら大泣きしていたそうです。自分では全然覚えていないのですが……(笑)。

 

Q3.学生時代の一番の思い出はなんですか?

中学でバスケ部に所属していたのですが、他校との練習試合をサボって友達と女子校の文化祭にこっそり遊びに行ったことがあるんです。それが同級生の副部長にバレて俺だけめっちゃキレられて、部活で使うバッシュを外に投げ捨てられましたね……。
でも、一緒に遊びに行った友達も俺にブチギレた副部長も、未だに仲良くてよく集まっている仲間です。

副部長の怒りは、自分が仕事をするようになってから理解できるようになりました。やっぱり一生懸命やりたいことに対して熱量が合わなかったりすると、なんでだよって思いますよね。

Q4.2019年に立ち上げた7ORDERプロジェクトについて教えてください。

これまで手探りでいろんなことをやってきましたが、今思い返してみると活動の根本はやっぱり「7人でライブをやりたい」というところから始まったのかなあ、と思います。

7ORDERというのはグループ名でもありますが、活動全体のプロジェクトとして捉えている部分もあります。ライブや音楽活動をベースにしつつ、役者をやりたい人もいれば、モノ作りをしたい人など、みんなそれぞれ個人の活動でやりたいことが違うので、それを上手いことやりながら、またライブになったときにはそれぞれがやってきた表現が1個に混ざってより良いものができたらいいなと思っています。

 

Q5.ライブといえば、今年だけでもぴあアリーナMM、代々木第一体育館、幕張メッセと規模の大きい会場で立て続けに公演を行いましたよね。

結構疾走感がある1年ですよね。僕らだけじゃなくて、応援してくださる方も勢いのある1年になったのかな。
去年の夏ぐらいからやっとリアルのライブがやれるようになって、そこから元々コロナ禍の中で組んでいたツアーとかを一気にたくさんしました。

ぴあアリーナとか代々木第一体育館を経て、大きい会場はやっぱりたくさんのファンの人たちのパワーみたいなものを直接感じられるなっていうのはすごく思いました。祭り事として、やっぱりこういう場はあるべきだな、と改めて感じました。

 

 

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Q6.一方で、9月からのツアーはZepp Hanedaなどライブハウスを中心にたくさんの会場を回りますよね。

この1年でライブをやらせていただけるようになってから、大きい会場の良さもライブハウスの良さもそれぞれ感じるようになりました。ダンスとバンド、両方やるからこそTPOに合わせたライブができるようになりたいと思っています。

ライブハウスは、お客さんとの距離も近いので心の距離も近いじゃないですか。ライブハウスならではの一体感って絶対あるので、そういうライブもできる人たちでありたいですね。大きい会場に比べて音質もこだわりやすくなるので、そういう部分でも楽しみにしています。

 

Q7.今回のツアーの見所やポイントを教えてください。

今考えてる内容だと、特に後半はファンのみんなと作るセクションをたくさん用意する予定です。

僕はライブ会場で音楽にノってはしゃぐみたいなことをあんまり経験してこなかったので、みんながちょっと恥ずかしがる気持ちもわかるんですよね。でも、わーって盛り上がると意外に楽しいなっていうのを、今回ライブに来てくれる人には味わってもらいたいです。

同時期に野外フェスとかにもお邪魔するので、みんなをノせられるようなライブができるように、そしてファンの方にもぜひ殻を破っていただいて、一緒に成長できたら嬉しいです。

Q8.直近では8/24にメジャー3rdシングル『Power』をリリースしましたよね。どんな楽曲ですか?

7ORDERの表題曲としては、初めてのダンスナンバーです。これまではバンド曲がリード曲になることが多かったので、グループとしても新しい挑戦かなと思います。

特に7ORDERになってから知ってくれた方にとっては、バンドのイメージが強いと思うので、ガッツリ踊っているところをぜひ見てもらえたらなってすごく思います。振付もバチバチのめちゃくちゃかっこいいダンスを作ってもらったので、ぜひライブでも注目してください。

 

 

Q9.MVの見所はやっぱりダンスシーンですか?

そうですね!振付の方にも「いろんなアーティスト撮ってきたけど、こんなにずっと踊ることないよ」って言われたぐらい、かなりハードな映像になっています。ちょっとコミカルなパートもあって、そこが7ORDERらしさでもあるかな。

個人的には、やっぱり『Power』っていうタイトルなので、なかやまきんに君とコラボしたいです。しかも、最後の歌詞が「It’s My Life」なんですよ。もうなかやまきんに君じゃないですか。

だからどうにか、なかやまきんに君に振り向いて欲しくて……。一緒に踊るとか、曲に合わせたトレーニングを作ってもらったりしたいです。僕の今の夢ですね。

Q10.7ORDERをまだ知らない人にお勧めするとしたら、最初の1曲に何を選びますか?

僕らのグループは、どの角度から入るかによって多分全然違う色に見えるので、1つだけ選ぶのは結構難しいかもしれないけど……。個人的には、やっぱりメジャー1stシングルの『雨が始まりの合図』です。

僕が元々雨男っていじられてて、誕生日のときにメンバーのみんながサプライズでこの曲を作ってくれたんですよね。個人的にもこの曲には思い入れがあるので、ぜひ聞いてほしいです。

MVは、実際にあった7ORDER始動までのエピソードをドラマ仕立てにしています。でも、特に演技指導があったわけではなくて割と自然な姿ですね。例えばMVの中にドラゴンボールが出てくるんですけれど、あれは実際にメンバーの長妻(怜央)が突然買ってきてみんなにプレゼントしてくれた実物なんですよ。

僕らのことを知らない人からすると、「何のこっちゃ」みたいな話かもしれないんですけど、ファンの方々と積み重ねてきた時間を、メジャー1stシングルという作品にして残せたのはすごい本当にありがたいなと思っています。

新しく知ってくださった方が、いろんなことを踏まえてMVを見たりとかするのも、きっと面白いですよね。スターウォーズみたいに「あれ?これがエピソード1なの?」みたいな振り返り方になると思うし、いろいろな楽しみ方をして欲しいです。

 

後編ではメンバー一人一人との関係性やこれから挑戦したいことなど、より心の中に踏み込んだインタビューに。

こちらからチェック。

Model:Yasui Kentaro
Photographer:Maruyama Momoko
Stylist:Shimizu Takuro
Hair&Make:Ikeda Nao
Interview & Text:Tajima Ryoko

【着用アイテム】

アストロノート半袖Tシャツ/ADLV BABY FACE SHORT SLEEVE T-SHIRT BLACK ASTRONAUT

BOTTOMS: EFILEVOL BIN
SHOES:DIESEL

【安井謙太郎(やすいけんたろう)

1991年7月21日生まれ 神奈川県出身。
2019年5月より7ORDERとして活動開始。
2022年9月からは全国11都市を巡る2022年秋ツアー『7ORDER LIVE FACTORY〜脱色と着色〜』を控えている。
主な出演作は、東映ムビ×ステ「死神遣いの事件帖」、舞台『「ヒプノシスマイク-Divison Rap Battle-』Rule the Stage」(21~)など。
2022年冬には、映画「死神遣いの事件帖 月花奇譚」の公開を控えている。

◆RELEASE INFO
2022年8月24日(水)発売
7ORDER 3rd SINGLE「Power」

◆LIVE INFORMATION
LIVE TOUR 「7ORDER LIVE FACTORY~脱色と着色~」
■9月14日(水)Zepp Fukuoka(福岡)
【1回目】 開場 13:30/開演14:30 【2回目】 開場18:00/開演19:00
■9月16日(金) Zepp Namba(大阪)  開場18:00/開演19:00
■9月18日(日) SENDAI GIGS (仙台)
【1回目】開場12:30/開演13:30 【2回目】開場17:00/開演18:00
■9月20日(火) Zepp Haneda (東京)   開場18:00/開演19:00
■9月23日(金・祝) 倉敷市民会館(岡山)  開場16:00/開演17:00
■9月26日(月) 名古屋市公会堂(愛知)  開場18:00/開演19:00
■9月28日(水) KT Zepp Yokohama(神奈川)
【1回目】開場 13:30/開演 14:30 【2回目】開場 18:00/開演 19:00
■10月5日(水)新潟テルサ(新潟) 開場18:00/開演19:00
■10月7日(金) 金沢歌劇座(石川) 開場 18:00/開演 19:00
■10月12日(水) Zepp Namba (大阪) 開場 18:00/開演 19:00
■10月13日(木) Zepp Namba (大阪)
【1回目】開場 13:30/開演 14:30 【2回目】開場 18:00/開演 19:00
■10月16日(日) 静岡市民文化会館 大ホール(静岡)開場16:00 開演17:00
■10月22日(土) 品川ステラボール(東京)
【1回目】開場 13:30/開演 14:30 【2回目】 開場 18:00/開演 19:00
■10月23日(日)品川ステラボール(東京)
【1回目】開場 12:00/開演 13:00 【2回目】開場 16:30/開演 17:30
■10月27日(木) Zepp Sapporo(北海道)