2018年、益々成長が期待される二次流通市場。
二次流通市場とは、C2C(Consumer to Consumer)つまり、一般消費者と一般消費者の間の取引を意味する。
ホテルの予約やライブチケットのキャンセルなどを、他人に売る転売ビジネスもその一つ。
アパレルでは、フリマ・アプリで大人気となった『メルカリ』や『ZOZOUSED』などがよく知られている。
自分の着なくなった洋服や雑貨を、アプリに載せて、売り買いが出来るシステム。
リサイクルしている感覚で中古品の売買を行う二次流通市場は、2017年時点で市場規模は1兆5000億円を超えたといわれる。
昔からある古着屋さんと、フリマ・アプリの大きな違いは…….
・お店自体が必要ない
・在庫はアプリ・ユーザーのクローゼットにある

二次流通市場で生まれた個人バイヤー
ネットで誰もが、どこからでもモノを売り買い出来るようになった。
自分のいらなくなった服や、気に入らないギフトなどは、欲しい人に売ればいい。
特に海外のブランドは、関税、送料、手数料が掛かるため、正規店で購入するには、2倍以上のプライスが設定されている事も多い。
そこで海外に在住する個人バイヤーが、関税なしで購入してネットで売れば、利益が簡単に出るのだ。
ここ数年で広がった個人バイヤーの売り上げを考慮すれば、アパレル企業の売り上げ不振も理解できる。

世界のお金持ちをターゲットに
最近では、大ヒットしているシュプリーム の商品が2~10倍の値で転売されると話題に。
ニューヨーク限定商品を販売した時は、まずネットで抽選チケットを手にいれなれけばならない。
そのチケットは、アメリカ在住でないと手に入れられないなど、いくつかのルールがある。
チケットを手に入れ、商品を購入するために、お店に並ぶ事でお金が貰える、アルバイトもある。
そして実際の商品は、2~10倍の値で中国を始め世界のお金持ちの元へ。
世界のお金持ちは、各国の正規店で買うより、限定モノやその国では出回っていないデザインが欲しいなど、より自分の好みで購入できるというメリットがある。

今後のトレンド: 洋服もシェアリングの時代へ
一方今のミレニアル世代は、物を持たない『ミニマリスト』も多い。
物を所有する事を嫌がりながらも、最新の色々な服は着たいというワガママを叶えてくれたのが、服のシェアリング。
ファッション・レンタルアプリ『SUSTINA(サスティナ) 』。

月々の料金を支払えば、好きな洋服が届き、洗濯もせずに、送り返せば、また新しい服が届くのだ。
忙しい社会人をターゲットにしている。
他にも、成長が早い子供服もシェアリングのビジネス。
環境にも優しいシェアリング・ビジネスも今後成長が見込まれており、目が話せない。