従来の美の基準に縛られることなく、自分の体形を受け入れようというムーブメント“ボディポジティブ”は、今ではほとんど知らない人がいないほど世間に浸透しているといっていいだろう。
それでも未だSNS上では、「デブ」「醜い」「スタイルが悪い」など、外見を攻撃するコメントがなくならない。特にその矛先のほとんどは、モデルやタレントなど“容姿”をビジネスにしている(と思われている)人たちに向けられている。
そんな“体型に関するネガティブなコメント”を身をもって体験した、モデルであり、親友同士である2人が立ち上げたインスタグラムアカウントがある。
Any BODY(どんな体型でも)
インスタグラムアカウ葉
ント「Any BODY(どんな体形でも)」を立ち上げた2人のモデル、ジョージア・ギブスとケイト・ウォズレーを見てほしい。
2人の体形の違いはあきらかだが、どちらも同じように美しい。
ともにオーストラリア出身のモデルで、2人は親友同士であるという。
2人に掛けられた心ない言
普段アメリカサイズ2(日本ではXSサイズに相当)を着用している細身のジョージアは、「フォトショップで体型を修正してる」「拒食症なのでは?」など、SNS上で心ないコメントを浴びた。
一方で、アメリカサイズ12(日本では3Lサイズに相当)のケイトも、「デブ」「太りすぎ」といった中傷コメントをひんぱんに受けるという。
そんな2人が立ち上げたインスタグラム「Any BODY」には、“美しさに境界線はなく、自分の体型を(どんな体型でも)愛することが大切”という強いメッセージがこめられている。
同じデザインの水着や洋服を着こなす2人はどちらも美しく、“美に体型の境界線はない”という事を教えてくれる。
また、「Any BODY」には彼女たち以外にも、様々な体型の女性達が登場する。共通するのは、皆一様に自分の体型を愛していて、それぞれに魅力的だということだ。
そんな「Any BODY」は、体型に悩める多くの女性から支持を得て、フォロワー数は現在26万5千人を誇る。
女性であれば誰しも、自分の外見に悩んだり、他人からの言葉に傷つけられたりした経験があるだろう。
でも、落ち込む必要はない。自分の美しさは、自分が決めるものなのだから。
ジョージアとケイトの「Any BODY」は、そんな“当たり前のこと”に気づかせてくれる。