あの「CHANEL(シャネル)」から、ブランド初となる男性用メークアップライン「BOY DE CHANEL(ボーイ・ドゥ・シャネル)」がデビュー。
すでに韓国で先行発売され、世界中で大きな話題を呼んでいる。
「ボーイ・ドゥ・シャネル」の気になるラインナップと、日本での発売時期について紹介したい。
「シャネル」初の男性用メークアップライン
“ジェンダーレス”という言葉も定着し、今では一般的になりつつある男性用化粧品。すでに「トムフォード」や「クリニーク」、「クラランス」など有名ブランドからも男性用のスキンケアラインやコスメが販売されており、SNSで男性に向けたメークアップ動画が投稿されることも少なくない。
そんな中、ついに「CHANEL(シャネル)」も、長い歴史の中で今回初となる男性用のメークアップライン発売に乗り出した。
ライン名の「BOY(ボーイ)」は香水やハンドバッグにも取り入れられており、これはガブリエル・シャネルの最愛の恋人で、ガブリエルがパリに「シャネル」をオープンするのを支援したボーイ・カペルの名にちなんでいる。

「美しさはジェンダーではなくスタイル」
「シャネル」は今回の「ボーイ・ドゥ・シャネル」発売について、
「かつてガブリエル・シャネルが男性用のワードローブから女性服を生み出したように、今回「シャネル」は女性の世界からインスピレーションを得て、男性のための新しいメークアップラインを製作した」
「美しさはジェンダー(性別)にとらわれるものでなく、スタイルである」
と述べている。
気になる「ボーイ・ドゥ・シャネル」のラインナップは、ファンデーション・アイブロウペンシル・リップクリームの3種類で、いずれもナチュラルな仕上がりが好印象だ。
ファンデーションとアイブロウペンシルはそれぞれカラーバリエーションがあり、自分に合ったカラーを選ぶ事ができる。
パッケージは洗練された印象のミッドナイトブルーで、クールで男性的なデザインに仕上がっている。
ボーイ・ドゥ・シャネル ファンデーション
(c) CHANEL
軽い付け心地とナチュラルな補正力を持つリキッドタイプのファンデーション。
ごく自然に肌の悩みをカバーし、いききとした印象に仕上げてくれる。SPF25/PA++で紫外線対策も。ライトからダークな色合いまで、全4色で展開する。(各8,000円)
ボーイ・ドゥ・シャネル アイブロウペンシル
(c) CHANEL
なめらかな描き心地のアイブロウペンシルは、ブラウンからアッシュ系まで全3色の展開。1本づつ毛を描きたすのも大胆にラインを描くのにも適した斜めカットのペン先で、思い通りの眉毛を描く事ができる。
スクリューブラシがセットになっているため、ぼかしも簡単。繰り出し式で削る手間もいらない。(各5000円)
ボーイ・ドゥ・シャネル リップボーム
(c) CHANEL
ホホバオイルやシアバターなどの天然保湿成分と、抗酸化作用を持つビタミンE誘導体などを配合し、うるおいが長時間続くリップクリーム。
1日中カサつかず、しっとりうるおった唇に。オフにはもちろん、仕事中のエチケットとしてもかかせないアイテム。(4800円)
韓国で先行発売、日本発売は11月から
9月1日、「シャネル」は韓国で「ボーイ・ドゥ・シャネル」をローンチ。「シャネル」らしい黒を基調としたラグジュアリーな会場で、「ボーイ・ドゥ・シャネル」のアイテムが披露された。
イベントには、韓国の人気俳優イ・ドンウクや人気モデルのパク・ユリ、ファッショニスタと知られるモデルのアイリーン・キムなどが駆け付けた。
インスタグラムに投稿されたフィードを見ると、男性用メークアップラインにもかかわらず、男性同様多くの女性も購入していることがわかる。
「ボーイ・ドゥ・シャネル」は、男性と女性どちらでも使える、ジェンダーレスなメークアップラインなのだろう。
気になる日本の発売時期については、11月5日よりオンラインブティックで販売がスタートし、2019年1月初旬より限られた店舗において販売を予定している。
「肌をもっときれいに見せたい」「女性のように眉毛を描きたす事ができればいいのに」「男性用リップの種類が乏しい」今まで、そんな風に感じていた世の男性も少なくないはず。
「女性だからメークをする」「男性だからメークをしない」のではなく、ジェンダーの垣根を越えて、個人のスタイルとして「メークをする・しない」の選択肢があっていいはずだ。
かつてファッションの常識を打ち破り新しい時代を築いてきた「シャネル」は、メークアップの世界でもこれまでの常識を打ち破ってくれるに違いない。