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いま、時代に新しい波を起こすアーティストやクリエイターの“内側”に踏み込む連載企画「NEW WAVE, NEXT CORE」
彼ら彼女らがどのような景色を見て、何に揺さぶられ、どのような感覚を軸に世界を捉えているのか――その中心へと迫っていく。
流行やムーブメントは、常にひとりの“個”から始まる。次の潮流をつくる表現者のCOREには何が宿っているのか。
その起点を探りながら、これから生まれる新しい波の輪郭を読者とともに見つめていきたい。
第3回目に登場するのは、異彩を放つエネルギーで世界へと突き進むf5ve。
KAWAIIカルチャーを鮮やかにアップデートし、個性の異なる5人が共鳴し合うことで、唯一無二のジャンルを確立した彼女たち。
そのスタイルの裏にはどんな衝動があり、どんな“CORE”が息づいているのか。彼女らの言葉から、その輪郭を紐解いていく。
f5veの核にあるのは、どんな価値観なのか。今回はメンバーそれぞれにスポットを当て、今どんな想いで活動しているのかを掘り下げていく。
5人それぞれの視点や感覚を通して、f5veというグループのCOREを改めて見つめていきたい。
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――まずは自己紹介をお願いします。
MIYUUです。
基本、オンとオフがめちゃくちゃはっきりしてるタイプです。
――オフのMIYUUさんはどんな感じ?
ちょっと照れ屋で、結構シャイな感じですかね。
――ステージに立つと?
真逆です(笑)。私だけを見て”みたいな、自信満々な表現になります。
自分でもスイッチ入ってるなって思うし、周りからも“変わるよね”ってよく言われます。
最初は切り替わってる自覚もなかったんですけど、気づいたら自然に変わってました。

―― MIYUUさんの"CORE"を表すキーワードを教えてください。
1つ目は“人の感情を読み取ること”ですかね。
言葉に出されなくても、今こう思ってるんだろうな、とか
こういう感情なんだろうな、っていうのをなんとなく感じ取っちゃうタイプです。
――周りをよく見てるってことですね。
一見ネガティブに捉えちゃうこともあるんですけど、最近はそれも自分の性格なんだなって思えるようになってきました。
全員が持ってる感覚じゃないし、それが自分の一つの個性なのかなって。
――活動の中でも活きてますか?
活きてると思います。チームは日本人メンバーだけど、スタッフさんやファンの方は海外の方も多くて。
言葉が全部伝わらない時でも、目を見たり、雰囲気を感じたりして“今こういう感じだな”って読む力は前より確実についてきたと思います。
2つ目はコスメ。
コスメは本当に大好きです。どっちかというとファッションよりコスメの方が詳しいです。
――メイクの勉強とかもされるんですか?
します。これ合いそうだなとか、これは合わないなとか研究するのが好きで。
その日によって自分に合うものを探し続けるのが、趣味というより日常の一部みたいな感じです。
――見るのも好き?
好きです。並んでる姿を見るだけでもモチベーション上がるし、メイクしてる自分が一番好きかもしれない。だからコスメは完全に私のコアですね。
ーー最近のメイクムードとかありますか?
いろんな撮影を経験させてもらう中で、自分の殻を破られる瞬間があって。
“あ、これ意外といいじゃん”って新しい自分を知れるきっかけになる。
最近はそれがすごく楽しいです。
3つ目はオンオフのギャップです。
人って、ずっと同じ自分じゃないと思ってて。
環境とか一緒にいる人によってみんな変わると思うんですけど、私はそれが特に大きいタイプだと思います。
――以前は悩んだりしました?
ありました。
でも今はそれも含めて自分のコアとして受け入れられるようになりました。
それを好きって言ってくれるファンの方もいて、アーティストとしてのMIYUUと、オフのMIYUU、どっちも自分の軸になってます。
――“あえて着飾りすぎない”という話も印象的でした。
相手がこういうの求めてるんだろうなって分かってても、あえてそこに乗らない時もあります。
無理に期待通りにならなくていい、って最近は思ってます。

――これからどんな“波”をつくっていきたいですか?
無理しすぎず、ありのままの自分で、人を引きつけられる存在になりたいです。
今はようやく、その入り口に立てた感じで。
周りに振り回されずに、自分の自然体の姿を見て“いいな”って思ってくれる人が集まってくれたらいいなって思います。
結局、自分の人生を自分らしく生きてる人が一番かっこいいと思うんですけど、それが一番難しいですよね。
何も気にせず自然体でいること、それを大事にしていきたいです。

――まず自己紹介をお願いします。
RURIです。
――RURIさんって、ぱっと見クールな印象が強いですよね。
私のドリームスペシャリティにも通じるんですが、女性の強さや美しさを大切にしています。
自分自身、ずっと強い女性に憧れてきましたし、そういう女性が好きなので、私もそんな存在でいられたらいいなと思っています。

――RURIさんの“コア”にあるものを教えてください。
まず1つ目は“黒髪ロング”。
もう8年、9年…多分10年近くずっとこのヘアスタイル、黒髪ロングです。
――長いですね。
一番自信を持てるって思えたのが黒髪ロングだったんです。
前はブリーチもしてたし、いろいろ試してたんですけど、
黒にしてから、“あ、これが自分だ”ってやっと見つけられた感じがしました。
それからはずっと黒髪ロングのスタイルを続けてます。
2つ目は“ゴールドアクセサリー”。
アクセサリー、大好きです。普段からほぼ欠かさずつけてます。
気分を上げるために、リハーサルに行くときでもネックレスやピアス、リングをつけていくことが多いですね。
誰かに見せるためというより、全部自分に向けたものですね。“これが自分だ”って思えるためのもの。自信を持つためのスイッチみたいな感覚です。
3つ目は“お肉”。
これはもう、本当に大好き(笑)。
毎日でも食べられます。3食お肉でも全然いけますね。
――特に好きなのは?
ステーキですね。がっつり系。白米はあんまりいらない派で、“ザ・肉”って感じが好きです。
焼肉ももちろん好きですし、一人でもステーキ食べに行きます。
――家でも?
作ります。お肉とフルーツだけ買って、焼いて、赤ワインと楽しみます。
ライブ前はお酒控えるんですけど、終わった後のご褒美としてやりますね。
家の時はワンちゃんはいるんですけど、お母さんとテレビ電話しながら食べてます。
自分の中では怒涛の日々が終わって、“一旦落ち着いた”っていう区切りの時間になってます。
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――これからどんな“波”をつくっていきたいですか?
“似合う・似合わない”より、まずは一回やってみる、そんな感覚があってもいいのかなって思います。
黒が一番しっくりくるし、それが自分だと思っていたから、
カラフルな服や強いメイクは、正直あまり自分の選択肢にはなかったです。
でもf5veの活動を通して、“まず一回やってみる”を繰り返すうちに、今まで知らなかった自分に出会える瞬間が増えてきて。
自分はそういうタイプじゃないと思っている人ほど、その一歩が新しい自信につながるかもしれない。私自身が、今それを感じています。

MIYUUとRURI。
ふたりに共通しているのは、ありのままの自分を大切にしながら立っていることだ。
背伸びをするでも、無理に色を足すでもなく、
自分の感覚を信じて、等身大のまま前へ進んでいく。
派手に前に出るタイプではないけれど、だからこそ芯がぶれない。
その落ち着いた感覚が、f5veというグループの中で、自然なバランスをつくっているように感じられた。
それぞれの場所から、同じ方向を見て進んでいくMIYUUとRURI。
ふたりの存在があることで、f5veの表現はより広く、深く広がっていく。
衣装:threetimes
当日着用したのは、韓国発のthree times
ミニマルで洗練されたデザインに、計算されたシルエットとディテール。
海外セレブライクなラグジュアリー感を纏いながら、日常にも落とし込めるアイテムを提案する。
Featured Artist: f5ve
Brand: threetimes
Photographer: Rikuto Uchiumi
Video : Tasuku Ito
Stylist: RUI [RETUN REP]
Make : MIYABI
Hair: Shota Miyashita
Interview : Kazuma Tsuda
Direction / Video edit / Text:minami

