https://www.instagram.com/p/B4kIZW9BlzG/

次のファッションムーブメントとして注目を浴びる”ASIAN STREET”。各国のイメージを払拭するハイセンスなストリートブランドが続出し、ストリートファッションと共にアジアのカルチャーも盛り上がりを見せている。

100ものアジアのストリートファッションブランドが集約する通販サイト 60%が、世界的に勢いを見せるアジアンストリートブランドの国別マップを公開した。韓国を始め、台湾、中国、インドネシアなど11カ国のブランドから今最も勢いのあるストリートブランドが並んでいる。

一度は目にしたことのある名ブランドも、アップカミングなブランドも、国やカルチャーに影響を受けたブランドが多く、それぞれ拘りのギミックを吟味するだけでワクワクしてしまう。アジアそれぞれのアイデンティティーを凝縮したストリートブランドは、今こそチェックしてほしい。

アジアンストリートの代名詞 韓国ファッションの注目度は世界規模へ

K-POPの世界進出と共に更なる勢いを見せる韓国のストリートブランド。日本でも若者のファッションやカルチャーに大きな影響を与え続ける韓国からは、最多9ブランドがマップに並んだ。特にMORE THAN DOPEは感度の高いファッショニスタたちの間で絶大な人気を誇り、チープな印象の強いアジアンメイドの概念を覆す、ASIAN STREETを語る上で外せないブランドである。

https://www.instagram.com/p/B-CxGHxBetl/

MORE THAN DOPE (モアザンドープ)

ソウルトップスタイリストとして韓国国内のみならず日本でも人気のあるHan Solがブランドデザイナーとして 立ち上げた韓国・ソウル発のビンテージストリートブランド。 2014年頃からコレクションラインの展開をスタートさせ、 スポーティテイスト且つアジアのモデルのみを起用した「SPORTS」ラインが人気を博し、 2015年頃から日本でも販売を開始。ラフォーレ原宿等で行われたポップアップでは、 イットアイテムとなった靴下が即完続きとなり話題を呼んだ。 また近未来的なスタイルとシンプルなトップス等を合わせる上級者コーデに 定評があり、韓国トップアーティストのBTSやShineeも好んで着用するブランドとなっている。

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台湾ブームは観光からストリートカルチャーへ

日本からも毎年約500万の観光客が訪れる、台湾。観光やグルメの印象が強い台湾にも、カルチャーやファッションのスポットライトが当たりつつある。そんな台湾らしいオールドスタイルに惹かれる人々も少なくないはず。台湾とアジアのアイデンティティーを凝縮したPLATEAU STUDIOは、我々の心をくすぐるアイテムが揃う。

https://www.instagram.com/p/CAaCm5wHRGE/

PLATEAU STUDIO (プラテール スタジオ)

台湾発のストリートブランド。立ち上げ当初から日本でも知名度を広げ、アクセサリーアイテムやクローズ等幅広く展開。日本でも数回POP UPを開催した経験を持つ。オーバーサイズのアイテムをユニセックスで展開している。台湾らしい中華系のオールドスタイルカラーや赤をモチーフにしたビジュアルを多く出し話題をよんでいる。

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常夏の国タイからは、K1王者武尊とのコラボを果たしたYVHCに注目

台湾と同じく、我々が抱くタイへの印象も覆される時が来た。武尊始め、YENTOWNやPETZも愛用するYVHCを見ても、東南アジアでのスケーター&ストリートカルチャーの盛り上がりを無視できないだろう。よりアングラを極めたタイのブランドが、アジアンストリートに更なるエッジと個性を加えている。

YVHC(ヤングアンドハングリークロージング)

タイ・バンコク発のカジュアル ストリートウェアブランド。 アンダーグランドシーンで人気のUnfound Projectなどでの売り出しから人気を集め、有名ラッパー等が着用して話題に。 YENTOWNのkzm・PETZ着用の要注目ブランド。またバンコクのスケーターを中心に人気を呼ぶ。

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スケートカルチャーはインドネシアを代表するファッションに

インドネシアでもスケートカルチャーの盛り上がりに目が離せない。感度の高いファッショニスタではなく、ストリートに生きる若者に向けたブランドこそリアルなストリートブランドと言えるのかもしれない。アジアのスケータークルーが集まるCroozは、アジアにおけるリアルストリートブランドの代名詞ともいえよう。

https://www.instagram.com/p/B-O3ab2hVXs/

Crooz(クルーズ)

2003年設立されたインドネシア発のストリートファッションブランド。「音楽とともに」をコンセプトに、今やインドネシアだけでなく、マレーシアやフィリピンの若者をも虜にしている。現在ジャカルタのスケーターに留まらず、多くのアジアのスケータークルーが集まる人気スポットとしてCROOZの名が挙げられている。

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ストリートの波はアジアきっての大国 中国まで

圧倒的な人口数から消費者としてのイメージが強い中国も、自身のカルチャーを誇り継承するストリートブランドが多い。中国ならではのスタイルや生地を現代に踏襲したスタイルは、中国に留まらず世界中で支持を得ている。洗練された雰囲気とカオスなアジアンストリートの絶妙なバランスは、今後アジアを超え全世界に支持される定番スタイルとなるだろう。

https://www.instagram.com/p/B9R3L_aF0on/

DAWANG(ダワン)

NYを拠点とした中国ーアメリカンスタイルを提唱するコンテンポラリーストリートウェアブランド。東洋と西洋のスタイルをミックスさせたアイテムが話題に。中国生まれのデザイナー Daisy Wang (デイジーワン)により2018年に設立され、快適でREADY TO WEARらしさをもつスタイルを、中国ならではのスタイルとアメリカンカルチャーを織り交ぜたデザインで展開をしている。中国の生地・テキスタイル且つアメリカのテイラード技術を駆使したデザインが人気を博している。

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“ASIAN STREET”という枠では収まらない、各国のアイデンティティー溢れるアジアンメイドなストリートブランド達。ブランドとストリートとの結びつきの強さが”ASINA STREET”を盛り上げている。アジアに生きる我々も、ファッションムーブメントとしてだけでなく、より深い各国のアイデンティティーを理解していく必要があるだろう。1着1着への愛着が増すアイテムの揃うアジアンストリートブランドは、今こそマストチェックである。