アメリカのファッションメディアFASHIONISTAが、毎年さまざまなデータと独自の取材によって導き出された、ファッションを学ぶためにベストな大学ランキングを発表しているのをご存知だろうか。

ファッション業界というと入り込むのにとても恐れ多いイメージを持っているかもしれないが、「一番最初の場所としておすすめなのは大学」、という同メディアの見解からこの取り組みを毎年行っているらしい。

今回はここから、ファッションを学びたいと思っている日本の人々へぜひ進学を考えるきっかけになればと思い、厳選された大学を紹介してみたいと思う。

あなたがまず、想像すべき6つのポイント

今活躍している人々もかつてはどこで学ぶべきかと問いながら、今まさにあなたが悩んでいるところにいた。

立地から講義、設備など、比較検討しなければならない要素は多いにもかかわらず、他の専攻分野と違って有益な情報を手に入れることはなかなか難しいのが現実だ。

そこでまず学校と一口に言っても、次に挙げる6つの点を考えながら絞ってみてはいかがだろうか。

  1. 学校の種類:専門学校だけでなく、総合大学に有名なファッションプログラムがある学校もある。
  2. 取りたい学位:学士課程しかないところもある一方で、修士課程まで用意している学校も。
  3. 専攻:デザインだけでなく、商品取引、衣装デザインなど選択肢はある。
  4. 授業料:芸術デザイン学校は一般的に高額で、さらに今は大学まで毎年非情なほどに値上がりしている。下の各大学のページで紹介している費用には、部屋代、食費、その他費用は含んでいない。費用面は私たちの判断基準としてもそこまで重要な項目と考えていないが、大学の立地によって生活費は変わってくるので、ランキングを作る際には一つの要素として鑑みている。
  5. 出身卒業生:有名な卒業生がいるかどうかは一つのポイントだ。しかし、私たちはその他に代わる点でも学校を評価している。著名な人間がいないからといって、いい学校ではないとは決してありえない。下記に挙げた学校は、メゾン、レーベル、その他重要なファッションビジネスに従事している人間を必ず輩出している。
  6. 在校生、卒業生のフィードバック:私たちは独自に在校生、卒業生の各学校での体験談を調査しているので、かなり参考になるのでは。さらに学部の質、提供される実務的なビジネストレーニング、設備、ソーシャルライフ、キャリアカウンセリング、奨学金なども考慮している。

 

自分が求めるものに出会えるのはどこ?

 

上記のような考慮すべき点がわかったら、科学的調査ではないが、あくまで客観的な事実に基づいた調査の結果ということを心して、ランキングを早速チェックしてみては。

(それぞれ、英字の部分をクリックすると調査詳細ページに飛ぶ。)

1. Parsons School of Design (New York, USA)
ーパーソンズ美術大学

2. Fashion Institute of Technology (New York, USA)
ーニューヨーク州立ファッション工科大学

3. Savannah College of Art and Design (Savannah and Atlanta, Georgia, USA)
ーサヴァンナ芸術工科大学

4. Pratt Institute (Brooklyn, New York, USA)
ープラット・インスティテュート

5. Fashion Institute of Design and Merchandising (Los Angeles, California, USA)
ーデザイン&マーチャンダイジング・ファッション専門学校

6. Drexel University (Philadelphia, Pennsylvania, USA)
ードレクセル大学

7. Thomas Jefferson University (Philadelphia University)
ートーマス・ジェファーソン大学

8. Kent State University (Kent, Ohio, USA)
ーケント州立大学

9. Moore College of Art & Design (Philadelphia, Pennsylvania, USA)
ームーア芸術単科大学

10.  Massachusetts College of Art and Design (Boston, Massachusetts, USA)
ーマサチューセッツ芸術大学