2018年の『アスレジャー』は、益々進化している。
もっと着心地が良くて、デザインも質も向上した商品が続々登場している。
*アスレジャー:アスレチック(運動)とレジャー(余暇)を組み合わせた言葉。スポーツウェアの新しいスタイル。

アスレジャーの普及は、2018年スニーカーの大流行になった原因の一つとも言われている。
常に、着心地が良く動きやすいのにオシャレなデザインが話題となった。
最近ではドレスコードがない職場が増え、アスレジャーでオフィスに行く人も多く見かける。
そのため、多くのスポーツ・ウェア・ブランドが、カジュアルだけどジムの後にショッピングに行ったり仕事に行ける少しフォーマルなデザインも次々と発売されている。
『アスレジャー』のパイオニアと言えばトレーシー・アンダーソン
世界でも日本でもセレブ達の美しい体を作り出すとして一躍有名となった、トレーシー・アンダーソン(43歳)。
152cmと小柄な彼女は、父親が肥満だが遺伝などと関係なく、鍛え方次第で自分の体はどうにでもなると証明したのだ。

元々彼女は、バレエ・ダンサーとしてニューヨークへ。
しかし152cmで72kgまで太ってしまった時代があり、その上バスケットボールの選手だった(元)夫が怪我をした際に、日常使わない筋肉を鍛える事で『芯から強くなる』事の大切さを知る。
自身が得意だった、バレエの(コア/芯を鍛える)動きを取り入れた独自のエクササイズ、『トレーシー・メソッド』を考案した。
女優のグウィネス・バルトロウを始め、マドンナやヴィクトリア・ベッカム、道端ジェシカからも支持をされる、カリスマ・トレーナーとして日本でも、『トレーシー・メソッド』は大ヒットとなった。
彼女のイニシャル『TA』のロゴで、現在フィットネス・スタジオ、サプリメント、ミニ・トランポリンやダンベル、健康食品やフィットネス・ウェアをプロジュースし、フィットネス・トレーナーとして億万長者となった。
彼女の『アスレジャー』はジャケットやセーターなど、カジュアルなのにエレガント感が人気。

日常着られるアクティブ・ウェア:Outdoor Voices
他にも注目を浴びているブランドがOutdoor Voices。
創立者であるタイラー・ヘイニーは、高校時代は長距離走をやっていたという。
スポーツ・ジムではなくアウトドアで運動する事が多かったという彼女は、ニューヨークのパーソンズ美術大学の卒業製作で5点のスポーツウェアを制作した事をきっかけに2012年、23歳でアクティブ・ウェア・ラインを立ち上げた。
アウトドアで運動する際、最大限に自由に動きやすい、シンプルでクラシックなデザイン。
’流行り’は全く気にしないという、動きやすさと水分を通さない2重織のストレッチクレープで出来ているため、汗をはじいてくれるという機能性に富んだ商品。
ワインレッドやカーキなど、落ち着いた色のバリエーションが豊富な事も人気の秘訣。
さあ、あなたも2018年は『アスレジャー』を極めよう!
