アメリカのカジュアルファッションブランド「AMERICAN EAGLE OUTFITTERS(アメリカンイーグル アウトフィッターズ)」は、2018 BTS/FALLコレクションより、“1990年代のお父さん”からインスパイアされたメンズのNEW FITジーンズ 「DAD JEANS(ダッド・ジーンズ)」を発売する。
今回新たに発売される「ダッド・ジーンズ」とあわせて、近年ますます盛り上がりを見せる90年代リバイバルファッションについても紹介したい。
NEW FITジーンズ 「DAD JEANS(ダッド・ジーンズ)」
ブランドのDNAでもあるジーンズは、常時800種類以上の豊富なラインナップを取り揃えているという「アメリカンイーグル」。シルエット、色落ち、ダメージ加工など様々なスタイルから、全ての客のニーズに応えることを目指している。
そんな「アメリカンイーグル」がこの秋新たに発売するのが、近年の“90年代リバイバルファッション”からインスピレーションを得た「DAD JEANS(ダッド・ジーンズ)」だ。
特徴的なのは、何といっても股上の深さだろう。ウエストよりやや上のライズは、「アメリカンイーグル」既存のジーンズの中でも最も股上が深いという。
腰から太ももにかけてはゆったりとしたリラックスフィットで、ひざ下からはゆるやかにテーパードがかかっている。ストレッチなしの100%コットン素材で、ジーンズそのものの素材感が楽しめるのもポイントだ。
今シーズンは、太ももから膝部分にかけてウォッシュのかかった“DARK VINTAGE”とダメージ加工が施された“MEDIUM DESTORY”の2型を展開予定。
「アメリカンイーグル」直営店や一部のショッピングモール店、オンラインストアで発売する。
ますます盛り上がりを見せる1990年代リバイバルファッションブーム
近年、ファッション業界はリバイバルファッションブームに沸いている。
2017年冬頃から注目されはじめた「ダッド・スニーカー」は、名だたる有名メゾンや大手スポーツメーカーがこぞって発売。「BALENCIAGA(バレンシアガ)」から発売された「トリプルS」スニーカーは、発売直後から入手困難な超人気アイテムになった。

他にも、ブランドロゴがこれでもかと強調されたアイテムやサイドラインのジャージなど、1990年代にブームを巻き起こしたアイテムが続々と発売されている。
これらのアイテムは、スタイリッシュとは言い難い、野暮ったくちょっとダサいところがポイントなのだ。
ちょっとダサいアイテムをおしゃれに着こなすところに、ファッションセンスがあらわれる。また、多くの人がSNSで日々のコーディネートを発信する中、“アグリー(醜い)”なアイテムの方が映えやすいとも言われている。誰から見てもおしゃれで無難なファッションは、SNSの中では人目を引かずに埋もれてしまうのだ。
インパクト大で人目を引き、2015年ごろブームとなったノームコアファッションから見れば“アグリー”に映る1990年代ファッションは、「無難なファッションに飽き飽きした若い世代」に受け入れられたのだろう。
「ダッド・ジーンズ」を着こなすポイントは?
他の90年代ファッションアイテムと同様、癖があり難易度が高く見える「ダッド・ジーンズ」。その着こなしのポイントを紹介したい。
トップスは思い切ってイン
股上の深さがポイントの「ダッド・ジーンズ」を履いた時には、トップスはインするのが正解。シンプルなTシャツやネルシャツなど、あらゆるトップスと相性がいいのも嬉しいポイントだ。
ベルトはなくてもいいが、90年代のストリートファッションで注目を集めていた「ガチャベルト」をすれば、よりファッションに統一感が出て◎。
トレンド感を出すにはソックス+ダッドスニーカー
ソックス+ダッドスニーカーは今もっとも旬な足元といえる。ボリュームのある野暮ったいダッドスニーカーは、テーパードシルエットの「ダッド・ジーンズ」との相性も抜群だ。
他にも、90年代のグランジ・ファッションのように「コンバース」のジャックパーセルを合わせたり、ボリュームのあるエンジニアブーツを合わせても。
「スタイリッシュ」とのMIXスタイル
おしゃれ上級者は、“アグリー”な「ダッド・ジーンズ」にあえてスタイリッシュなアイテムを合わせてMIXスタイルを楽しんでも。
たとえばプレッピーなテーラードジャケットやレタードセーターと合わせたり、エレガントな革靴を取り入れたり。
今日(こんにち)の90年代リバイバルファッションは、昔のスタイルをそのままコピーするのではなく、「自分らしいスタイルにどこか一点90年代のファッションアイテムを取り入れる」というのも主流である。
トレンドの90年代ファッションが気軽に楽しめる「アメリカンイーグル」の「ダッド・ジーンズ」。1万円以下というリーズナブルな価格も嬉しいポイントだ。
この秋は「ダッド・ジーンズ」で旬なスタイルを楽しんでみては。