https://www.cool-style.com.tw/wd2/archives/564741

イギリス生まれのブランド『Superdry極度乾燥(しなさい)』。日本ではあまり馴染みのないブランドではあるが、その名前を聞いたことのある人もいるのでは。

Superdry極度乾燥(しなさい)は、イギリスのアパレルメーカー・スーパーグループが展開するファッションブランド。残念ながら日本には実店舗がないものの(その所以は下記記事で)、アジアでは台湾や中国、韓国始め各国に実店舗を多数展開し、機能性とデザイン性を備えた定番ブランドでもある。

Superdry極度乾燥(しなさい)についての記事はこちら
https://mag.sixty-percent.com/archives/6988

そんなSuperdry極度乾燥(しなさい)の台湾撤退が巷で噂されているという。7月から続々と閉店の流れが始まり、その影響は西門町にある巨大ショッピングセンター台北101店にも。因みに、他店舗でも割引セールが実施されている。台湾国内では11月15日の完全撤退が噂されているが、Superdry極度乾燥(しなさい)サイドは撤退の旨は公言していない。

http://romanlog.info/?p=373

Superdry極度乾燥(しなさい)は、欧州では機能性×価格帯のハイブリットブランドで愛されているが、比較的物価の安い台湾ではハイブランドに並ぶ高価格帯ブランドでもある。コロナ禍で実店舗への流動が減り、ファッション業界も大打撃を追っているが、世界的に愛される長寿ブランドにもその影響が及んでいるのだ。

アジア各国(特に東南アジア)における海外ブランドの消費は、その物価も合間って、減少傾向にあるのかもしれない。各国が独自のストリートブランドを発足させる中、生産国における独自ブランドの価格・クオリティー・スピード・ブランド力が現地において支持されないわけがないのだ。台湾やバンコクはじめ若者によるユースブランドが勃発する中、海外ブランドが現地の消費者にどうアクセスしていくのか、今後の動向が楽しみでもある。同時に、生産国の概念を覆すアジアのストリートブランドにも注力していきたい。