2020年10月5日、DJ CHARI & DJ TATSUKIによるニューシングル「GOKU VIBES」のミュージックビデオが公開となった。今作にはTohjiとElle Teresa、韓国からSTAREX所属のUNEDUCATED KID & Futuristic Swaverが参加している。

ダンスミュージック的なグルーヴも取り入れられており、「孫悟空」という共通言語を根底に、日本語・英語・韓国語が交錯するというコロナ禍をものともしない意欲作となっている。本作のYouTubeのコメント欄には早速日本語と韓国語による絶賛の声が挙げられているという状況だ。ミュージックビデオはSpikey Johnが監督した。

Tohjiの動向を見ていると、どうも海外シーンとの親交が深いようだ。2019年3月には韓国ツアーを敢行しており、その盛況ぶりをまとめたVLOGをYouTube上でも公開している。その映像内でも今回の「GOKU VIBES」でコラボを果たしたFuturistic Swaverとともに楽曲制作に臨む姿が収められるなど、彼らが以前より親交があったことがわかる。

また今年4月には、ベルリンを拠点に年2回発行されるコンテンポラリーカルチャーマガジン・032cにフィーチャーされるなど、日本という枠組みにとらわれることなく活動の幅を広げていることが伺える。

極め付きは、デビューアルバム『Mura Masa』が第60回グラミー賞の最優秀ダンス/エレクトロニック賞にノミネートされ、2020年1月にリリースされた『R.Y.C.』も大変な評判を呼んだ、プロデューサー・Mura Masa(ムラマサ)が、Tohjiの曲を気に入った旨をInstagram上でシェアしたのだ。

枠組みにとらわれることないフェアな精神を持ったTohjiが、あらゆる国やシーンやカルチャーを繋いでいくたびに、私たちを新しい景色へ連れて行ってくれることがこれからも楽しみで仕方ない。