今回はK-POPについて書こうと思う。アイドルの存在は、いつ何時もありがたく、尊く、神々しく……。中学時代にK-POPにハマり(東方神起からSMの沼入り)、高校時はYGとSMの二台巨塔に心身ともに翻弄されたエディターAが、当時のK-POPを振り返る。今も勿論HAPPYだけど、青春を重ねたK-POPの存在はいつだって大切で、ときめくもの。それぞれのMVもこれを機に見てみよう。

東方神起/Summer Dream

東方神起はK-POPを語るにおいて、私の青春を語るにおいても外せない王者的存在……。エディターAは生粋のユチョンペンで、毎日ライブ映像・MV等を漁り、授業中に友人と東方神起分析を手紙で綴り合う毎日を過ごしており……。
東方神起は日韓問わず名曲が豊富、しかも彼らはJ-POPとして活動していて、K-POPに馴染みのない潜在層をそのPOPSさと歌唱力で獲得したのである。「Summer Dream」はライブ定番のアゲ楽曲。2019年のライブでは、ジュンスの振り付けをメンバーが(ユスがメイン)真似る、あったか〜いシーンも必見だった。もし宝くじ5億円当たったら、私は5人の東方神起を1夜限りでも蘇らせたいと思っている。本当に、「Summer Dream」だけでももう一度……。

SISTAR/Touch my body

広瀬香美が「冬の女王」であるならば、SISTARは「夏の女王」。いや、「夏のピチピチサマーエンジェル」である。ヘルシーなスタイルに個性豊かな4人のメンバー、気づけば通年SISTARを聴いてしまう。「Touch my body」はその中でも、「夏のピチピチサマーエンジェル」代表格の楽曲と言っても過言では無いだろう。翌年の夏曲「SHAKE IT」まで、私の夏は半永久的に「Touch my body」で生かされていた。カオスが募る2021年こそ、SISTARの夏が必要であるはずなのだが……。

少女時代/Gee

こちらも超超超代表格。今でもカラオケで「Gee」を入れると、9.8割りが歌って踊れる、90年代ベイビーにとってバイブス的存在。9人の美脚美女が回遊するMVは、K-POPの概念を理解せずとも心惹きつけられる、SHINEEのミノ(少女時代が翻弄される好青年役)の絶妙な芋加減も堪らない……。令和の今、「Gee」を踊る日を設けた方がいい。1年に1度か2度、カラースキニーパンツを履いて。「ヤメちゃえいっそ ヤな事なんて全速力 回避せよ〜」。

f(x)/Hot Summer

90年ベイビーのミューズ、f(x)!!!ソルリに憧れて、髪を切ったり膝にチークを入れてみたり、そんな学生時代を過ごしてきた。今でもf(x)のMV、写真、楽曲は繰り返し見ているし、同世代Kポペンのインスタ/LINEアイコンのクリスタル率の高さに圧倒的なミューズを感じる。2016年の有明コロシアム、彼女たちと同じ空間にいれたからこそ、私はギリギリ人間の形を保っているのだろう。欲を言えば、ソルリに会いたかった……。

BIGBANG/BAD BOY

BIGBANGも忘れてはいけない。2014年付近のBIGBANG然り、YGエンターテインメントの揺るぎない王者感。楽しかった……。MIX&MATCH(WINNERを輩出したオーディション番組)にMAMAでのド派手演出。今ホットな存在感を出す韓国ストリートの根源は、間違いなくBIGBANGにある。個人的に「BAD BOY」はカラオケで一番歌いたい。「ガラガラGO」も良いなあ。

B1A4/Lonley

ビッポは、K-POP界のオアシス的存在。東方神起やBIGBANGが話題の中心となる中、クラスの隅っこでビッポの話をする。そういう私だけが知るオアシスが罪なんだなあ。「おやすみ good night」や「Beautiful Target」も若さ&裏原感満載で良いけれど、「Lonley」や「A Lie」の成熟したバラードも本当に染みる(MVのビジュアルも超最高)。ジニョンの才気溢れる名曲に令和も酔いしれたい。

誰だって、青春の楽曲に身を委ねたい瞬間があるだろう。新鮮さを追い求め、時に過去を振り返ってみる。双方の良さを改めて実感できる時なのかも知れない。ステイホームに、魔剤・YouTubeで久しぶりにこれらの楽曲を振り返ってみる。止まらないK-POPの回遊に2000年代のディグを楽しんで、妄想タイムスリップしてみよう。