NYメトロポリタン美術館で真のアートに触れる
ニューヨークの観光名所の一つ、メトロポリタン美術館。
毎回様々な名作を、直に見て感じることができる。
今回は、Irving Penn 『Centennial』(アーヴィング・ペン 『100周年』)。
ファッション雑誌『VOGUE』で長年フォトグラファーとして活躍した、Irving Penn(アーヴィング・ペン)の展覧会が、ニューヨーク メトロポリタン美術館で6月30日まで開かれている。

Irving Penn (1917–2009)
アーヴィング・ペンは、初めて第一線のファッション・フォトグラファーとして活躍した。
1917年アメリカ・ニュージャージー州出身。
1934年に、フィラデルフィアのインダストリアル・アート・ミュージアム・スクールに入学。
卒業後、「ハーパース・バザー」誌にイラストが掲載され、絵も描いていたが、写真の才能が開花。
第二次世界大戦後、シックなファッション・フォトグラファーとして、世間に知られるようになった。
1940年代から60年以上『VOGUE』で勤め、日本人デザイナー Issey Miyakeや アメリカのコスメティック・ブランドCliniqueをも、顧客に持っていた。
2009年ニューヨークの自宅で、92歳で死去。

「ケーキを撮ることも、”アート”になる」by Irving Penn
単純でシンプルな背景を使用する事で、よりモデルを際立たせる手法により、20世紀最も高く評価されたファッション・フォトグラファー。
1940年代から『VOGUE』で働き、ジゼル・ブンチェンの白黒のヌード写真など、グラマラスなモデルや多くのセレブリティーの写真を撮る傍ら、野菜、果物、人間、植物も生きているすべてのモノに、美しさや価値を見い出した。
ファッション以外にもペルー、ネパール、モロッコなど世界中を旅行し、各民族の写真をシンプルな背景で撮影。
カラーを使わず、あえて白黒でデザインやパターン、美の深さを強調した。
彼が実際使用していたカメラも、美術館でお披露目された。

初めての『VOGUE』の表紙
1943年Irving Pennは初めて『VOGUE』の表紙を飾った。
当時『VOGUE』は、35セントで販売されていた。
彼は、部屋の角を撮影に使用した事でも、話題となり、多くのモデルがこの”角”で撮影された。

ミュージアムの最後は、rooftop (屋上)のbarで一杯
メトロポリタン美術館に来るならば、ぜひ屋上にも足を運んで欲しい。
夏場はオープンしている、ルーフトップさえも、美術館。
期間限定のオブジェクトが飾ってあり、ワインやビールを味わいながら、セントラル・パークの緑と
ニューヨークの街並みを楽しめる。
https://archpaper.com/2017/04/adrian-villar-rojas/#gallery-0-slide-0
http://www.metmuseum.org/press/exhibitions/2016/irving-penn
https://www.nytimes.com/2017/04/20/arts/design/the-met-celebrates-irving-penn-revolutionary-photographer.html