1月13日、ニューヨークを中心にロンドン、シドニーなど世界25カ国60都市以上で18回目となる「No Pants Subway Ride(ノー・パンツ・サブウェイ・ライド)」が開催された。
パンツ(日本語ではズボンのこと)を履かずに下着姿で地下鉄に乗車し、本を読んだり音楽を聴いたりと、平然と装うことで一般乗客を笑わすことを目的としているイベント。
子どもからお年寄りまで、全国で1万人以上の人が、様々な下着姿で参加し、乗客に笑いを届けた。

No Pants Subway Ride 2019
開催日: 1月13日 日曜日
時間: 午後3時~5時
集合場所: 開催地の指定された地下鉄の駅
*誰でも無料で参加可能
そして毎年イベント後には、近所のバーで「アフターパーティー」をして盛り上がる。

「Improv Everywhere(インプロブ・エブリウェア)」
さまざまないたずらやコメディック・パフォーマンス・アートを繰り広げる集団『Improv Everywhere(インプロブ・エブリウェア)』。
ストレス社会に生きる私たち、たまにはバカなことをして、自分も周りの人も笑わせようという、なんとも面白いコンセプト。
日本でも有名になった『Flash Mob(フラッシュモブ)』も、インプロブ・エブリウェアのアイデアが世界に広がったもの。
※フラッシュモブとは、インターネット上や口コミで呼びかけた不特定多数の人々が申し合わせ、町中で歩行者を装って、公共の場に集まり、前触れなくパフォーマンス(ダンスや演奏など)を行って、周囲の関心を引くという、チャーミングな試み。

面白すぎる参加者たち
おじいさんの参加も多いが、このダンディーなおじいちゃんは、いつもの様にスタイリッシュのスーツでノーパンツ。そして何より、こんな平然の顔をして地下鉄に乗車。
そう、どんだけ平然に装えるかが重要となる。お陰で周りの人たちは、大爆笑。

とにかくこの日だけは、バカになって楽しむ
冬にノーパンツで寒さを吹き飛ばすのは、大笑いする事、そして踊る事。
色々な箇所で、踊りだしてしまう参加者たち。
見ず知らず人たちとこんなにも楽しめるのは、恥じらいを無くして何も考えず、ただバカになる事。
オムツで参加している赤ちゃんや、カップルや友達とペア下着、自分たちのメッセージや出身国の国旗の下着など、様々な下着(アンダー・ウェア)が楽しめる。
そのため、多くのメディアからもカメラマンや取材人が駅に集まり、ユニークなアンダーウェアを履いていれば、「写真撮らせて下さい。」と声が掛かるようだ。
ストレス社会に生きる私たちに、笑いとダンスで心をポカポカさせてくれるイベントは、今年も大成功に終わった。