映像ディレクター Spikey Johnが自身の名を冠したニュープロジェクト ”SPIKEY FILMS” が始動した。

”SPIKEY FILMS” は Spikey John の視点で切り取ったシーンを、映像としてアップロードするプロジェクト。現在(いま)のカルチャーを高水準の作品として昇華、その作品群がデジタル上にインスタレーションとして出現。それぞれのフィールドに精通したプロのクリエイター陣がブレインとなり傑出したクオリティで展開する。

本作は螺旋状に連なる “業”(カルマ)をテーマにしたリリックと疾走感を感じる DJ UPPERCUT によるビートが、酩酊したモノクロの世界観で交わりあいカオティックながら美しい映像作品へと仕上がりを見せている。

SPIKEY FILMS 第一弾作品 Kaine dot Co “螺旋”

Spikey John’s comment

-今回は超炭酸水VOXとの取り組みということですがどのように捉えていますか?

僕も企業と仕事をしたいなとは思っていました。遊びでクリエイティブをやるのはいつでも出来るし、今までやってきたので。そのノリも持ちつつ、ちゃんとしたモノを作るのはすごい面白いんじゃないかと思って。

-ブランドとの関わり方は?

好きなことやらせてもらっていますね。一般的な企業タイアップでの映像を撮る時よりもかなり自由度高くやらせてもらっています。作品、アート性を重視していくプロジェクトなのでいいなと思っています。

-このプロジェクトのスタイルは?

クリエイターとアーティストで、その場での化学反応を大事に作っていくというか。型を決めて、それにハマった人達とやっていくというよりは、毎回違ったスタイルで作品を作れたら面白いかなと思っています。ラッパーやアーティストは決めていくんですが、その中で決まったフォーマットで映
像を撮ったり、絶対にこういう演出を入れよう、みたいなのはなくて。毎回「アーティスト」と「Spikey John」の間に生まれる世界観を作っていけたら、
という感じですね。

-映像制作において重要視していることは?

クオリティは絶対に維持したいですね。自分自身が制作において一番大事にしているのがクオリティ。カメラの画質とかもそうですけど、最低水準の映像としてのクオリティはまず担保したい。その上で面白い演出や見せ方を心がけています。今はMVもアーティスト自身が自主で制作できる時代なので「プロとアマの差」はすごく大事にしています。

【Spikey John】

ラップが社会的認知を得てヒップホップが世間に溢れかえった2016年。ストリートの空気を瞬時に切り取る独自の着眼点と、機材についての豊富
な知識を武器にシーンに颯爽と登場した若干24歳の鬼才映像監督。ハイペースな作品量とそのクオリティは、第一線で活躍する様々なアーティストから絶大な支持を受けている。